太宰 ページ48
マフィアの本拠地から帰る途中、一気に雨が降ってきたので近くの太宰さんの家に向かった。
付き合ってる、という事もあって合鍵を貰っていたので、それでドアを開ける。
「お邪魔しまーす、雨降ってきたからちょっと入れて…………あれ」
なんと、太宰さんはベッドの上でスヤスヤと気持ち良さそうに寝ていた。
近づいてみると、やはり顔立ちは整っていて。
ちょっとした出来心で、太宰さんの首筋を撫でてみる。
「んッ………。」
すると、太宰さんは小さく声を漏らし、綺麗な顔を少しだけ歪めて身を捩らせた。
……え。
想像以上に可愛くて、色気がある…！
もう1度、撫でてみるか。
「んぁっ………。」
今度はさっきよりも艶っぽい声を漏らして、顔を少しだけ赤く染めた。
……なんかめちゃくちゃ色気あるし、こんな太宰さん初めて見た。
もっと見たいかも。
そう思って3度目の首筋撫でに挑もうとした次の瞬間、太宰さんの目がゆっくりと開いた。
「え、太宰さ」
言い切る前に手首を捕まれ、太宰さんに押し倒される。
「起きてたんですか……？」
「1回目に触られたときに起きたよ。でも、流石の私も2回は我慢出来ないから」
太宰さんは私の耳を甘噛みしたり、息を吹きかけたりしてくる。
逃げようにも、太宰さんにベッドに押さえつけられているので無理だ。
「ひぁっ……太宰さ、ごめ、なさ…」
「謝ったって許さないよ」
そう言った太宰さんの手が私の首筋を撫でた。
「ひゃんっ……！やめ、てぇ…」
「Aと同じ事しただけだよ？」
ぐぅ、言い返せないところが悔しい…。
すると、太宰さんの綺麗な手がシャツの中に入ってきた。
「ひゃっ、太宰さん、それはちょっと……！」
必死で止めたけど、太宰さんは意地悪く笑うだけで。
「私で遊んだAが悪いのだからね？だから今日の残りの時間Aは、私の玩具だから。」
もう二度と、太宰さんでは遊ばないようにしよう…。
ーーーー
「A、星押して？うふふ、今Aは私の玩具だから、拒否権は無いよ」
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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中也の手袋が欲しい - 最高すぎる!! (11月13日 15時) (
レス) @page20 id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
JUN - 中也がかっこよすぎる！この小説最高だわ (2019年5月2日 20時) (レス) id: 97f39245ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ - なにこれ可愛い辛い (2018年10月5日 18時) (レス) id: 39d2cea73a (このIDを非表示/違反報告)
太宰ファン - 神小説きたーー！！！ (2018年9月29日 9時) (レス) id: 6afcaca5b3 (このIDを非表示/違反報告)
太宰ファン - 太宰さんかっこよー！ (2018年9月29日 9時) (レス) id: 6afcaca5b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オリーブ | 作成日時：2016年12月12日 23時
