双つの黒に、溺れてく【双黒】

中也 ページ45

「中也」


「何だよ」


「一緒にお風呂入ろ」


今日は中也とお風呂に入りたい気分なのだ。


……今まで一緒に入った事なんか無いけど。


「ん、いいぜ」


あれ、なんかあっさり承諾された！？


「どうした、早く入るぞ」


中也に手を引っ張られて脱衣場に行く。


うわぁ。今更ながら私凄い事言ったんじゃないのか……！？


急に顔に熱が集まってくる。


でも中也は全然動揺してなかったな……と思って中也をチラッと見ると、耳が少し赤かった。





ふふ。恥ずかしいんだ、中也。





でも私も恥ずかしくて死にそう……。自分で言った事だけどね。


「…恥ずかしくて服が脱げない」


「Aが入りたいって言ったんだろ」


そういう中也はさっきまで耳赤かったクセにもう上半身は脱ぎ終わってる。



うわぁぁぁぁどうしよう中也の事見れない！！



だって中也、凄い身体綺麗だよ？無駄な筋肉少しも無いよ！？


必死で目を逸らしていたら中也に顎を掴まれ、無理矢理中也の方を向かせられる。


「何目逸らしてンだよ、A？」


「……中也がかっこよすぎるから、まともに見れない」


中也の耳がまた赤くなる。

「〜〜ッ！…………ありがとな。…とにかく、早く脱げよ」



うん、と頷いて脱いで、すぐさまタオルで隠す。









…………あ〜あ、失敗したなぁ。









これじゃあお風呂から出るまで私の心臓がもたないよ、中也
ーーーー
「星押したら背中流してやるよ。俺に洗われるのが嫌なら押さなくてもいいんだぜ？」

✽・:..｡o¢o｡..:・✽・:..｡o¢o｡..:・✽・:..｡o¢o｡..:・

皆さんに作者から報告？というか連絡があります。


実はこの短編集、あと5話で終わりなんです(´；ω；｀)


私も最近気付きました…(；・∀・)思ったより早かったです…！

ここまで読んで下さった読者の皆様、本当にありがとうございます！


最初はこんなにお気に入り登録して頂いたり、投票して頂くなんて想像もしていなかったので、ここまでお気に入り登録や投票をして頂いて本当に嬉しい限りです(*´ω｀*)


残りの5話も、旧双黒大好きな変態作者の完全なる妄想ですが(笑)、よろしくお願いしますm(__)m

太宰→←太宰(現代、ちょっとS要素あるかも？)

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