ネオカルの裏ボス2 (ページ2)

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私が1番初めに披露するのは"Limitless"。

1度ステージから出て、Limitlessの準備をする。

テイルオッパのパートをブツブツと言ってると隣に悠太くんが来た。

YT｢(そんな緊張せんでも大丈夫やって。めっちゃ練習してきたやん？しかも聞いたやろ？めっちゃ歓声凄かったで？笑)｣

緊張しまくっている私とは違い、悠太くんが珍しく興奮している。こんな彼の姿を見るのは初めてかもしれない。

『(ほんま、殺されへんかだけが心配やわ、笑)』

YT｢(そんな物騒なこと口にしたらあかん笑 )｣

そろそろ準備をお願いしますとスタッフさんから声がかかる。

YT｢(…自慢の妹。Aがやりたいようにやれよ)｣

そう言って頭を撫でて立ち位置に戻っていった。

私もテイルオッパの位置につき、深呼吸をする。

''The 7th Sense"のステージが終わり、立っていた場所が上へと上がっている。

練習したとおりの位置につき、イントロが流れ出す。

イヤモニを付けていても聞こえてくるシズニの歓声。

間違えないように必死について行く。

『점점 커져가 나의 노래가(だんだん大きくなる僕の歌が)』

私が歌うとより歓声が大きくなる。

『그 안에 오직 너만 허락된(その中でただ君だけが許された)』

やっと周りが見えてきて、メンバーとのアイコンタクトも取れるようになってきた。

『내 마음을 가져가는 자 그게 너인데(僕の心を持って行く者それが君なのに)』

『서로를 온전히 느낄 수 있게 해줄(お互いを完全に感じさせてくれる)』

『점점 커져가 나의 노래가(だんだん大きくなる僕の歌が)』

『사막을 넘어 찾아낸 큰 바다처럼( 砂漠を越えて見つけた大きな海のように)』

『무한의 너란 존재(無限の君という存在)』

『점점 커져가 나의 노래가( だんだん大きくなる僕の歌が)』

この歌を歌いながら、私の声もだんだんと大きくなっていく。

メンバーたちを見るとすごく楽しそうで嬉しそうで。

今日この日のために頑張って良かったと改めて思った。