目が覚めても夢の中だった2 (ページ33)

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6:30のアラームが部屋中に鳴り響く。

手探りでアラームを止める。

『ん〜…うるさい…じゃない！！』

勢いよくベットから飛び降りると自分の部屋にいることが分かった。

『確かマーク君とお酒飲んでてて…終電逃して…おんぶさ、れて…そっから記憶が無い…。』

またやらかしてしまったのか…そんなことより、仕事に行く準備をしなくちゃいけない。

リビングに行くとメモが置いてあった。

"途中で寝てしまったので、カバンの中を拝見して免許証の住所と鍵をお借りしました。二日酔いのドリンクは必ず飲んでから来てくださいね！マーク"

うわ…マーク君、本当に優しい子だ。良い後輩を持った泣

時短でメイクを済ませ、急いで服に着替えてカバンに必要なものを入れ、ドリンクに感謝の気持ちを込めて一気に飲み干した。

満員電車はいつも慣れなくて、朝のラッシュよりも1本早めの電車に乗るようにしている。

会社に着くとまだ誰も出勤していなかった。マーク君にお礼の飲み物をご馳走しようと、会社の中にあるカフェに行くとマーク君の姿があった。

『マーク君！』

MK｢Aヌナ！おはようございます！二日酔いは大丈夫ですか？｣

『ドリンクのおかげで何とか大丈夫そう！ありがとう！今ちょうど、マーク君にお礼をしようと飲み物を買いに来たの』

MK｢いや、大丈夫ですよ？お気持ちだけ受け取っておきます｣

『いや、昨日はかなり迷惑かけたから！好きなの選んで？ご馳走するから』

MK｢…本当に良いんですか？｣

『いいんです！どれにするか決めた？』

MK｢じゃあ、スイカジュースでお願いします！｣

『了解した〜！すみません、スイカジュース1つとアイスコーヒー1つテイクアウト出ください！』

無事にご馳走することができ、2人で仲良くカフェをあとにした。