目が覚めても夢の中だった2 (ページ25)

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HCsaid

あのAが俺の家に来た。

それだけでもやばい。

今までずっと一緒にいたのに、まだ家には来たことがなくて。やっと家に入れることに成功した。

お風呂に入ってくると言われたから俺も後から入るのがめんどくさいと思って先にお風呂に入ることに。

と、その前に…辺り一面に散らかってるゴミを急いで片付ける。男の部屋だ。一瞬で汚くなるのも分かる。が、好きな女が家に来ると考えればこの汚さだと秒で帰ってしまう。(ここまで一息)

HC｢え、俺の家、汚すぎね？｣

光の速度で部屋を片付け、あたかも綺麗な新居のようにした後、急いでシャワーを浴びる。そして髪の毛を乾かしているとインターホンが鳴った気がした。

急いでインターホンの画面を見るとAが待っていた。

急いでメガネをつけて肩にタオルをかけてドアを開ける

そこには猛烈に可愛いすっぴんのA。

平然を装って

HC｢ごめん、俺も風呂入ってた。お、ビール持ってきたの？ありがと。入って入って。｣

と、声をかけて家に誘導する。心臓はバクバクだ。

始めて部屋に入るAは、部屋に興味津々で辺りをキョロキョロして部屋が綺麗だと言う。

カッコつけて

HC｢部屋を汚す暇もねぇんだわ…食って寝てだけだからな｣

って言うけど毎日部屋は汚いし、Aが来なければまだゴミは散乱してただろう。

新社会人はこんなもんと言うとそうかもと笑うAは正直可愛いと言うよりは綺麗で…。

思わず好きという感情が出てしまいそうだったから平然を装って自然の動きにに意識させる。

気を紛らわすために、おつまみやビールをテーブルに並べていく。

自分で部屋に誘っておいて、今日は無事に寝られるだろうか…そう考えながら冷蔵庫を見ておつまみを作ってくれているAの背中を見ながらビールを煽った。

HCsaid end