7人の殺し屋と元お嬢様【NCT DREAM】 (ページ2)

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ドレスに着替えて髪の毛をセットしてもらい、普段しないメイクもしてもらう。

鏡に映る私を死ぬほど褒めてくる執事やメイドさん。だけど私はこの世の終わりみたいな顔をしているとお母様(OM)が部屋に入ってきた。

OM｢あら、綺麗にしてもらったのね。良かったわ。それと、もう少しでイムさんがいらっしゃるから、失礼のないようにね。｣

『はい。お母様。精進(しょうじん)して参ります』

この時代にお母様ってなんだよ。なんでオンマって呼ばせてくれねーんだよ。心の中でお母様の愚痴を言う。

やっぱり私にお嬢様は向いてないと思う。一人でいる時はだらしない格好で過ごしているし、敬語なんか家にいる時だけ。

私のお父さんは、私にまったく興味がなく、あとから生まれてきた跡継ぎができる10歳の弟にしか溺愛しない。

結婚するのは嫌だけど、早くこの家から出たい願望もある。

嫌だと言っても過ぎていく時間。あっという間に夜になってしまった。

お化粧直しをして、メインの大広間にいると許嫁であるイム･ヨンシク(架空人物、EY)さんが来られた。

EY｢Aさん、初めまして。イム･ヨンシクと申します。この度は18歳、おめでとうございます。私からの誕生日プレゼントです。ささやかではありますが受け取って下さい。｣

ヨンシクさんと初めてお会いして約1分30秒。だめだ。まずそのキメ顔がださいし、精一杯オシャレしてきたのだろうが、うちの家の方が財力はあるから、どこのブランドか一発で分かるし、受け取ったプレゼントは去年の誕生日に父から貰った時計と全く同じのだった。プレゼントくらいリサーチしとけよ(ここまで一息)

営業スマイル並にニコッとしてありがとうございます、大切に使わさせていただきますと仕方なく受け取っておいた。

その時、何かが私の髪の毛に触れて、ヘアスタイルが崩れてしまった。

メイドさんを呼ぼうか迷ったけど、私だけで手直しできそうだったから先にヨンシクさんにお父様とお母様の元へ挨拶に行ってもらうことにして、私はトイレに向かった。

その時、すでに何者かが家の中に侵入していることに全く気づかなかった。