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社会人1年目の夏
梅雨も明け、蝉がうるさく鳴き始めた頃
？「あかーん！やってもうたわぁ！」
突然、先輩が叫んだのでビックリして振り返ると、頭を抱えてチラリとこちらに視線を向けてきた。
A「向井先輩、どうされたんですか？」
目が合ってしまったので、そのまま逸らすわけにもいかず声をかけると、待ってましたとばかりにマシンガンのように話し出した。
向井「さっきなぁ、営業部に行ったんやけど、資料渡すのだけしか頭無くて、向こうからもらう資料受け取るの忘れてん。」
なんだ、そんなことか笑
向井先輩は何をやるにもリアクションがとにかく大きい。関西人は皆そうなのだろうか。
A「それなら、今からちょうど営業部に行く予定があるので、行ってきますね」
向井「ほんまぁ？もぅ、Aちゃん気ぃ効くわぁ、お母さん涙が出る」
A「向井先輩調子に乗りすぎです！てか、最近私の扱い雑になってません？！」
向井「え〜、そんなことないと思うで〜。あ、今から部長のとこ行かなあかんかったわ。そしたら、Aちゃん頼んだで！深澤さんとこ！ほな！」
と言って、そそくさと出ていってしまった。
向井先輩め〜！人使いが荒いんだから！
入社当時は、可愛い可愛いと言って、私がやること全てに手を出してきたのに、今となってはこんな扱いを受けるまでになった。
まぁ、これも先輩と打ち解けてるとプラスに考えてもいいのかとも思うが、
A「深澤先輩って…」
名前はもちろん知っている。
だって、社内で1番の人気者だから。
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美奈(プロフ) - MMさん» ありがとうございます！更新が遅くなることもありますが、見守っていただけると幸いです(〃▽〃) (2021年4月7日 21時) (
レス) id: ec11e8e530 (このIDを非表示/違反報告)
MM - このあとどうなるのか楽しみです続編楽しみにしてます。 (2021年4月7日 20時) (レス) id: f4898dbd5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美奈 | 作成日時：2021年3月28日 23時
