( 夫婦出勤 ) ページ5
( 夫婦出勤 )
西川 side
「おはようございまーす、」
あ、卓さん、
「おはようございます、」
「遥輝、おはよ、」
「機嫌良さそうっすね、
なんかいいことでもあったんすか?」
「あ、まぁ、うん、あったかな、」
「え、待って、卓さん、え?」
卓さん左薬指に指輪が、
「あ、バレた、」
「はぁっ?!?!」
「ちょ、遥輝うるさい。」
「遥輝、なに!」
「朝から大きい声出さんとって、」
「遥輝、俺よりうるさいよっ!!」
「お前がうるさいねん、拳士」
「う、お、俺っすか、」
「いや、だって、卓さんが、」
「なに、卓がどうした?」
鍵さん
「卓さんの口から聞いた方が…、」
俺からゆうことやない、気がすんねんけど、
「俺、……………婚約しました。」
「「「「「はぁ?!?!?!?!」」」」
あかん、札幌ドーム吹き飛んでまう。
てか、こんなん聞いたら、ファンの子失神するわ。
どうすんねん、
「相手誰?!」
奨太さんが食い気味に聞いてくる、
「それやん、相手誰なんすか、」
そら、卓さんはAちゃんと結婚するもんやと思ってたけど、
4年前、すれ違いで別れてもうたし、
「あ、今日丁度、来とるけど、」
「え、合わせてください、」
「……後で会える、と思う、」
卓さんがそんな思わせぶりなこと言うから、
みんなソワソワソワソワ、落ち着かへん。
いや、俺自身もほんまに気になる。
「……、なんでついてくんの、」
「いやだってぇ、気になるやないですか!」
慎吾
「気になるよ、卓、」
奨太さん
大将までついて来てはる笑
「…誰なんすかね、」
「誰やろうな。
まぁ、卓が選んだ人なら問題ないやろうけど、」
「けど?」
「A以外の人と卓が一緒におるとか信じられん。」
「Aちゃんと別れてから
女の子の影ゼロやったしな〜」
「あ、トリさん、お疲れっす」
「あ、中島。」
「あいつ、どこいます?」
「さっきベンチにいたけどな、
ちょっと待ってて、呼んでくる。」
「すいません笑」
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作者名:璃央 | 作成日時:2017年8月13日 16時