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( かぞく ) ページ14

中田 side



6「……、もしかして、緊張してる?」





96「、バレました?」



弱々しそうに笑うのはうちのひめ、




6「………友達来てるから?笑」




96「、自分がソフトしてた時を一番見てた人たちが

来てるので、変に緊張しちゃって、」



少し口をそばめて目線を逸らす。





6「ま、試合始まったらいつも通りできるやろ、」




96「………そうですよね笑」



あんなに仲良さげだった友人が来ているのに



なんとなく浮かない顔をしている、ような気がする。




6「、なんかあったんか、」




96「へ?」




6「………かお、暗いで。」





96「……、ほんとは家族に見て欲しかったなぁ、なんて、」





女々しいこと言ってもしょうがないですけど、






掠れた声が涙腺を刺激する。




やっぱり梨子も人間で。



どんなに我慢強くても、我慢強いふりしても、



俺たちとおんなじ気持ちを持っていて。





6「………お前が家族がおらんで、


寂しい思いしとるんなら、俺たちがお前の家族になる。」






96「………………」





6「………ただ、どうしてもどうしても家族を想う時は、




両親のおかげで今ここに立てとること、


野球ができること、色んなことに感謝してフィールドに立て。



亡くなった親御さんにいつ見せても恥ずかしくないプレーをしろ。」







96「……はい。」





6「、ほら次お前の番やぞ。行ってこい。」




卓がフリーを終えたのを見て、Aの肩を押す。




96「ねぇ翔さん、


やっぱり、私ファイターズに来てよかったな、」




涙声で、振り向かずに呟いたAの言葉に、



これまでAが抱えてきた不安も闇も我慢も少しは、



少しだけでも俺たちに預けてくれてるんかな、とこっちが泣きそうになった。









96 ( ぱぱ! )


6 ( 俺がおとんか笑 )


96 ( まま! )


19 ( ん? )


96 ( お兄ちゃん! )


7 ( なんや笑 )


96 ( お姉ちゃん! )


30 ( は〜い )


96 ( おとうと! )


8 ( おお、僕か笑 )


96 ( いもうと! )


64 ( 、僕なんだ笑 )




96 ( ……わんちゃん! )


11 ( ……わん、 )




7 ( ……A、何してんすか、 )


9 (、家族つくってる笑 )


6 ( よかったな、卓は家族に入ってない )


9 ( …………? )


6 (( お前は旦那や、 ))

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kanon136(プロフ) - 言葉があったかくて何回も読み返してしまいます 更新がんばってください!! (2017年11月26日 18時) (レス) id: af8cb7d239 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - この作品本当に大好きです 胸キュンが止まりません 主人公ちゃん可愛すぎます! 更新大変だと思いますが応援してますっ!頑張ってください! (2017年10月16日 22時) (レス) id: 2421f5a56b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:璃央 | 作成日時:2017年10月10日 0時

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