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「ねえ夏芽、どう思う?」
夏芽とこうして夜通し電話をする日は少なくない
夏芽「大友のタラシ発言話は聞き飽きたよ…」
「あんなこと言われたらみんな好きになるじゃん!え、無理そんなのやだ!」
夏芽「もう、Aは大友のことになるとキャラ変わるよね。妹に見えてきた。」
「……だってこんなこと話せるの夏芽だけだし」
夏芽「会って話せてた間に恋バナしたかったな」
「……会いたいね」
夏芽「あの海、恋しくなってきちゃった」
「冬の海ってあんなに綺麗なんだね。」
夏芽「……神様はね、美しいものを更に輝かせてくれるの。背中を押してくれるんだ。」
夏芽の目には、真っ青な海と金色の髪が浮かんでいるのだろうか。
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「決めた!!わたし、もう逃げない。
かーくんのこと1番好きな自信あるから。
……誰にも負けない。」
夏芽「かっこいいね、Aは。」
「夏芽と、神様のおかけだよ。」
夏芽「そっか。」
東京でひとり頑張る親友
わたしが諦めた世界で突き進む親友は
とてもかっこよくて、綺麗で、悔しくて。
もう後悔だけはしたくない。
夏芽「Aが1番知ってると思うけど、
大友は本当に良い奴だよ。
私はね、Aにも大友にも幸せになってもらいたい。…大切な友達だから。」
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電話を切った後、夏芽が
〔大友も早く素直になりなよ…!!〕
なんて、いつかの炭酸を飲みながらかーくんにメッセージを送っていたのをわたしは知らなかった。
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梨々子(プロフ) - しーさん» わー!!ありがとうございます!!こちらこそ本当に感謝しかないです... (2021年1月22日 16時) (レス) id: a7464e1bcc (このIDを非表示/違反報告)
梨々子(プロフ) - にこさん» 書きたいな...と思って続き書かせて頂きました!待っていてくださって本当にありがとうございます。 (2021年1月22日 16時) (レス) id: a7464e1bcc (このIDを非表示/違反報告)
梨々子(プロフ) - mikkyさん» お話もあと少しですので、これからのかーくんの言動、楽しみにしてて下さったら嬉しいです。 (2021年1月22日 16時) (レス) id: a7464e1bcc (このIDを非表示/違反報告)
梨々子(プロフ) - (名前)さん» お返事遅れてごめんなさい!!これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2021年1月22日 16時) (レス) id: a7464e1bcc (このIDを非表示/違反報告)
しー(プロフ) - めちゃくちゃ好きです!あのセクハラ男が今度は主人公ちゃんを狙っててそこから守ってくれる大友君!期待してます!大好きな素敵なおはなしをいつもありがとうございます (2021年1月22日 1時) (レス) id: e73754a629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨々子 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/riko05251/)
作成日時:2017年9月24日 2時