君に溺れた恋物語2〜K.Otomo〜

#50 ページ2

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「かーくん……」






『お前ら、勝手に触んな。』







私の手を握り、相手を睨みつけるかーくん。









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コウ「ふーん、」





『……コウ？
っ、お前…ここで何しちょるん。』





コウ「別にお前に言う必要はない。」




『望月はずっとお前のこと………』





コウ「はぁ、他んとこ行くぞ。」









めんどくさそうに、コウくんは仲間たちと立ち去った。









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『大丈夫か？』





「うん…ありがとう。」



ぱっと離された右手がなんとなく寂しい。









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「あ、夏芽は？」




『さっきの服屋に置いてきた。
さっき俺も怪しい連中見かけて、お前んこと追いかけちょったんよ。』




「夏芽こそ、何かあってからじゃ遅いんだよ？
私は大丈夫だから、早く夏芽のとこ戻りなって。」






『でもお前も幼なじみやし……』





「こういう時は夏芽を優先して良いんだよ。」









せっかく助けてくれたのに。
俺の女、って言ってくれたの嬉しかったのに。









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やっぱり素直になれない。



ごめんねかーくん。ありがとう。









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移行しました！
長らくお待たせして申し訳ございません…。



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