『N.R』の君Second〜Ren.Reia〜

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店「はい、完成！」



「わぁ………。」




鏡に映るのは、こげ茶の髪に3年前よりは少し短くなったポニーテールをした私の姿。









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店「どうかな、西川蘭世ちゃん。」



「え？」




店「僕、昔ニコラでヘアアシスタントやってたんだよね。」




「え、後藤さんってあの後藤さんっ？」




店「あれ、覚えててくれてた？」




「だって私の担当もやってくださってたじゃないですか。」



店「嬉しいな。
まさか蘭世ちゃんがこんなに綺麗な女性になってるとはね。」









時々私の担当としてヘアアシスタントをして下さっていた後藤さん。

まさかさっきまで私の髪の毛を切ってくれてたのが後藤さんだったなんて……。







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「その節はありがとうございました。」



店「こっちこそ。蘭世ちゃんの笑顔に元気貰ってたよ。」









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「あ、2人に連絡しなくちゃ！」




店「でもその前に…………」






「？」




店「完璧に蘭世ちゃんになってから見せてあげようよ。」









と言って、メイク道具を持ってきた後藤さん。









「懐かしいですね。」



店「まさかまたメイクすることになるとは。」

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