【ヘタリア】愛情狂現

八万六千四百七秒 ページ8

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…どうやら、私は眠ってしまったようだ。



どのくらい寝ていたんだろう………



あれ？部屋がさっきと違う…ユニオンジャックの国旗がない。



代わりに、アーサーのお兄さんのスコットランドの国旗がある



手足についていた縄もほどいてあって、自由になっていた。



じゃあここは…スカイさんの部屋？



もしそうだったら、帰してくれるかな…



まずは連絡を取ろうと思い、骨盤あたりにあったポケットを探る。



……あれ？ない、ない！携帯がない！？



どこのポケットを探してもなかった。



嘘でしょ……取られた…



部屋は出れるんだけど、階段下りたすぐそこに皆が集まってるリビングがある。



これじゃあ、帰れない。



窓からも抜けようとするが、なぜか下に無数の針があった。



あれささったら絶対痛い……そう確信した。



この部屋でおとなしくしてるか、気配を消して頑張ってこの家を出るか…



……よし、家を出よう！まずは探索だ！！



そう決めた途端、誰かが部屋に入ってきた。



誰…？



？「やぁ、起きたんだね」



あ「っ……アーサーの…お兄さん…」




？「…その言い方は気に食わないなぁ、スカイって呼んで？」




あ「す、スカイ、さん…あの、なんで…」



スカ「うん？」




あ「か、帰して、ください…っ」




スカ「んー…ダメ


まだ楽しみたいし、ね？」



怖い、こわいこわいコワい怖いコワイ…！！！いやだ、帰りたい！




もうやだ、なんであたしがこんな目に合わなきゃいけないの…



あ「なんで、私なんですか。なんで、こんなことにならなきゃいけないんですか。




なんで……なんで！！」


パァン!!


スカ「…うるせぇ、ちょっとは黙ってろ」



あ「っ……」


頬を叩かれた。やっぱり兄弟って似てるな……



そこで私は、意識を失った。

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