恋煩い２【すとぷり】 (ページ36)

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『…ん？どうしたの』

さ「…全部ぶっちゃけると、俺、これからAと一緒に居られる時間がほんとに少なくなってきてると思う。
だから、その限られた時間をもっと引き伸ばしたいなって思って…。」

ポケットから箱を出し、蓋を開けて見せる。

さ「俺と、一生、ずっと一緒に居てくれませんか？」

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『…っ、だめだよ、…そんな…嬉しいこと言わないでよ…ほんとに…、』

さ「嫌だった…？」

『…ううん、ちがう。嫌じゃない。ほんとは受け取りたい…。
でも、…ここで私が受け取っちゃったら、…さとみくんが…さとみくんの未来が…』

さ「俺は、何があろうと、死んでもずっとAと一緒に居たいと思って決めたんだよ。
Aで最後にしたい。気持ちだけじゃなくて、形式的にもずっと一緒に居られるようにしたい。
だから、良かったら、受け取ってくれませんか？」

『…ほんとに…。
ほんとに馬鹿だよね。なんで…もう…』

涙を拭き、柔らかく微笑む。

『はい。喜んで。これから一生、よろしくお願いします。』

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お久しぶりです作者です。

今回の解説を軽く挟ませて頂きたいのですが…

これは端的に言えば結婚ということにはなるのですが、そんな単純なものではなくて、
Aちゃんはもうこの世には居られないけれどさとみくんは気持ちの面でもそうですが、物理的にずっと一緒に居られる方法を選択した

という解釈をして頂ければ幸いです…。

結婚しました～！

と言ってしまうと、あまりに非現実的過ぎるかなと思ったんです。
なのでAちゃんが受け取った指輪で、二人の間に一生物の縁が結ばれたという設定にして頂ければと思います。

最後にはなりましたが、もうすぐ完結です。

更新がありえない程遅いにも関わらず、更新すると閲覧数がすぐに増えていて、本当に感謝です…。いつとありがとうございます。

作者の趣味でしかありませんが＂恋煩い＂、最後までお付き合いください。

ではまた、次のお話でお会い出来るのを楽しみにしております。

From sky .