検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:14,873 hit

. ページ22

.









目が覚めると、だいたいのメイクが終わっているところだった。




リハーサルでかいた汗を優しく洗い流し、導入液を塗って化粧水を優しく馴染ませる。

シートパックでしっかり水分補給をして、最後は乳液で肌を整える。



綺麗な白い透き通るような肌にはパウダーを軽くはたいてお気に入りのクリームハイライトのみ。

得意な眉毛は綺麗に左右対称で平行に。

マットなグレーブラウン系のアイシャドウを塗り、ポイントでラメを入れる。

マスカラをしっかり上下に塗り、少しハネたアイラインで目元を引き締める。

唇の保湿をしっかりして、ヘアセットに入る。




今日のために伸ばして染め直した、青みがかったシルバーアッシュの長い髪。


綺麗にミックス巻きにして、軽くオイルを塗る。



このライブのために作った衣装は2着。

2着とも黒をメインとして、白がポイントに入っている衣装。両方パンツスタイルだからAっぽい。


俺結構好きだな、今回の衣装。



どっかのヤギは露出多いってほざいてたけど。






『…よし。あ、さとみくん。起きたんだ、おはよ。』



おはよ。



そう言う代わりに唇を軽く重ねる。





『っ、急すぎ…』



顔を赤くしながらも、さっきよりは少し深いキスを返される。





いつにも増して緊張してんだな。



触れた唇と絡んだ口内はいつもより温度が低いように感じた。

.→←Dernier.【本番編】



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.3/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , すとぷり , さとみ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:sky | 作成日時:2019年11月7日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。