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Dernier.【本番編】 ページ21

(本番編ここからしばらく続きます。)






最終リハも終わらせ、ここからは俺の仕事はない。
Aの集中タイムに入る。





といっても寝てるだけなんだけど。







最低1時間は寝ないと歌えないから。この人。


というか、本番直前はいつも緊張とプレッシャーで死ぬほど泣いてたりクッションに向かって叫んでたりとりあえずめっちゃ病んでる人だから。
寝かしつけた方がこっちも楽。笑






若干腫れた目を閉じて寝息を立てる彼女。





さ「肩ガリガリじゃん。」



そんなことを呟きながら毛布を掛ける。
心なしか彼女の頬が緩んだ気がする。




さ「いよいよラストだな…。俺もめっちゃ緊張するけど頑張れよ。」



そっと額に唇を落とす。




準備時間も考えてもあと20分はこのままで大丈夫か。






いつの間にか俺も眠ってしまっていたらしい。



夢を見た。






花畑の中にいる。


1人で…。


いや、もう1人。
見覚えのあるシルエット。







「A…?」



ゆっくりと振り返ったAは、









泣いていた。









______

お久しぶりです作者です。


ぜんぜん更新できてないです、すみません…。




ここからラストスパート、頑張って更新します!

暖かく見守って頂けると幸いです。




From sky.

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作者名:sky | 作成日時:2019年11月7日 21時

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