恋煩い２【すとぷり】 (ページ11)

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さとみside

2ヵ月後

『あー！無理！寝れん！』

さ「特別に俺の部屋で寝かせてやってんだから静かに寝ろよ！」

『はぁ？！こんな楽しみなのに寝れるわけなくない？！』

こ「うるせぇなお前ら！！何時だと思ってんだよ！」

Aは明日から2ヶ月、毎日全国を飛ぶ予定。
47都道府県を、1日ずつ回る。

俺は体調のこともあるからメンバーを代表して全部の交流に付き添う。

Aが握手している場所の後ろに、壁越しで待機する。

明日は北海道。

朝7時の便で札幌に向かう。

だから明日は4時起き。
なのに現在時刻は3時。

10時にはベッドに入れたが、寝れないと言って0時に俺の部屋に枕を持って来た。

それから俺のベッドに入れてやったのにそれでも寝れないらしく、俺も痺れを切らして1時間ほど言い合いになっていて、今に至る。

さ「あーもう分かった。オールでいい。その代わり明日、飛行機の中で寝ろよ？」

『言われなくてもそのつもりだわ！』

勢い良く飛び起きシャワー浴びてくる、と言って下に降りていった。

さ「はぁ…」

こ「さとみくんも、無理しないでよ。」

さ「俺は大丈夫。」

こ「西日本からは僕が代わろうか？」

さ「俺が無理っぽかったらお願いするかも。」

こ「了解。行ってらっしゃい。」

そして5時半。

髪の毛ボサボサ目も空いていないメンバーに見送られて、2ヶ月の長い旅に出た。