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さとみサイド
ドサッ
そんな鈍い音がした。
どうやら地面に叩きつけられたらしいけど。
さ「いってぇ・・・・。」
辺りを見渡すと、他の四人も倒れている。
起こそうかと思ったが、その前に。
さ「ここは・・・学校、だよな。」
見慣れた昇降口、大きな時計・・・。どうみても、俺らが通っている高校だ。
戻ってきたのか？と思ったが、校庭にされもいないのと、ありえない程の静けさで、まだ
戻ってきてないことを実感させられる。
白い光といい、黒い闇といい、ここはいったなんなんだ？
現実でもなかったら、ここは未来か？
でも、俺の部屋は過去だった・・・。
ああ、考えるのが面倒だ。
そうこうしてる内に皆が起き出した。
やっぱり周りを見て、目を白黒させている。
その時、何かが空から舞い降りてきた。
「さとみさん、ころんさん、るぅとさん、莉犬さん、ジェルさんですね？」
それは、白いモヤのようなものだった。
そのモヤが、俺達の名前を呼んだ・・・。
なんで知っているのかがわからないし、モヤが喋るなんてそんなことあるわけない。
やっぱりこれは、夢に決まってる。
そんな俺の心を読み取るように、ソイツは言った。
「夢じゃないですよ？これから五人の方達には、とあるゲームをしてもらいます。」
げ、ゲーム・・・？
どういうことだ。意味がわからない。
ジ「・・・お前は一体、誰なんや。」
不意に、ジェルがそういった。
ソイツはうーん、と悩む声を上げる。
「ワタシ・・・は、神様の使者です。名前は・・・。」
無意識に、叫んでいた。
さ「神様なんて、居るわけない」
「・・・どうしてです？」
神様は、俺の願いを叶えてくれなかった。
神様は、いなくなってはならない人を亡くならせた。
許せない。
どうせ、全て夢だ。
さ「神様なんて、クソ喰らえだ・・っ」
そう呟いて、学校外に出ようとした。
しかし。
さ「・・・っ・・・！」
何かに弾かれたように、俺の体は吹き飛んだ。
とっさにじぇるぅとが支えてくれたが・・・。
おかしい。
夢ならば、体の衝撃も、足のズキズキする痛みもないはずなのに。
「言ったでしょう。ゲームをすると。
ああ、言っておきますが、この世界はワタシが作り上げました。なので、ワタシが管理人です。
ワタシはこの世界を自由に操作できますからね。」
俺はいまいましげにソイツを睨む。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
切り悪くてすみませぬ
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作者名：点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。 | 作者ホームページ：なっしんぐぅ
作成日時：2022年8月7日 22時
