Multicolored Love

# 07 ページ7

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紫「お疲れ。」






『お疲れ様でした。
あ、色々とありがとうございました。』





紫「へ、」





『紫耀くんのお陰でとても楽しかったし、
リラックスして出来ました。

本当にありがとうございます。』






紫「いやいや、そんなお礼言われるようなことしてへんよ！」









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これでお別れ。

二人での撮影はもう無いかもしれないし、
関わることも無いのかもしれない。









寂しいなあ、なんて。









今日初めて話したくらいなのに、

あっという間に彼の魅力が分かった気がする。




周りの人を惹きつける、そんな彼の魅力。









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紫「あの……よかったら連絡先交換せえへん？」







『え、』





紫「いや、嫌やったらええよ！

……ただ、もっとAちゃんの事知りたいなって思って。」









一気に体温が上がるのが自分でも分かった。


その少し照れたような表情に、
優しいハスキーボイス。









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恋愛体験なんてゼロに近い私には甘すぎる。









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“平野紫耀”


そう新しく追加された文字を見て、その日は眠りについた。

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