Multicolored Love

# 13 ページ13

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紫「……あの、さ」





『え？』





紫「彼氏おったりするの？」





ツリーに目線を戻した紫耀くんがそう聞いた。









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『彼氏いたら、
紫耀くんと2人で出掛けたりしないよ。』







紫「……そっか。」






『紫耀くんは？』





紫「おったらどうする？」




『どうするって……』




紫「どう思う？」









何でそんな事聞くの？

そんなの、私が言う立場じゃないし……。









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『……………苦しい、です。』





紫「苦しい？」




『よく分かんないけど、
紫耀くんが彼女さんと一緒にいるのを想像したら、胸が苦しかった。』









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『しょ、くんっ！』







突然紫耀くんに手を引かれて、
私が紫耀くんに抱きつく感じになってしまった。









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紫「あかんて、ほんま……」




余裕のなさそうなハスキーボイス。









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紫「好きや」

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