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う ページ9

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『先輩、シルバーの物なんて持ってない…』




「アンクレット。」




『あ、』




「でしょ。」




『よくわかりましたね。』




「わかるよ…ずっと見てたんだから。」







ほら、またラウの顔が赤くなった。


無事に1位でゴールしたわたしたちはそんな会話をしていた。




……大人げなくてごめんね。



ウユちゃんがこっちを向いてるのはわかってた。





でも、彼だけは譲りたくないんだ。









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『先輩、抜け出しません？』



「へ、あ、ちょっと………！！」





彼の大きな手に包まれて、そのまま校舎裏まで走った。









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「はあ、疲れた……」






『ねえ先輩。』




「っっ！ちょ…らうっ」









いきなりラウに抱きしめられた。



30cmも違うから、すっぽり収まってしまう。









『好き。』




「え、」




『先輩のことが大好きです。』









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「…遅いよ、ばーか。」





『へ、』




「わたしもラウが好きだよ。」

ー→←ら



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夢羽 - とっても面白いです!!リクエストなんですけど、ラウールくんが先輩の長編の物語を書いてほしいです!!これからも頑張ってください (2019年12月15日 22時) (レス) id: 1fb45b37ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：梨々子 | 作成日時：2019年9月25日 0時

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