ひみつ×ひみつ 〜Sho.Hirano〜

ひみつ44 ページ46

Sho











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「あのさ、」





貴「な、なに？
………………………わっ！」








後ろから霧吹きで水をかけられたり、
前から着物を着た女の人が近づいてきたり、

まぁ本格的。





何か起こるたび、

繋いでる俺の手を強く握り、俺の後ろにビクビク引っ付いているA。








Aが触れるたび俺の心臓がドキドキしてる。




ほんま、どうなってるんや……。









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『昔と同じように紫耀に接せられる自信ない』


そう言ったのはAやん。









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唯一明かりのついている階段で立ち止まる。









「俺と別れたの、お前の嫉妬って本当か？」




そう聞くと、Aはむすっとした顔で俯いた。









貴「……過去の話は掘り返さないんじゃないの？」







「あ、」


俺、確かにそう言ったわ。









「いや、それは……。美愉もいたし。」







貴「そっか。」







「なんで今更そんなこと…。
あのときAが理由を言ってくれれば、」






貴「美愉の彼氏だからこそ言えたの。
もうお互い新しい道を進んでる。

だからこそ、それだけは伝えておきたかった。
紫耀のせいじゃないってことだけは。」







「だからって、」







貴「弱いの、私。
………みんなが思ってるよりずっと。

『嫉妬』なんて理由で別れたいなんて言って、紫耀に嫌われたらどうしようとか、色々考えて。

そうしたら、何も言えなかった。」







「A……。」






貴「それが言いたかっただけだから。
もう忘れて、この話。」









そんなこと言われたって、



「そう簡単に忘れられへんよ。」









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伊野ちゃん映画おめでとう＼(^o^)／
赤レンガ行けば良かった……(泣)


絶対観に行くからねっ！

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