ひみつ×ひみつ 〜Sho.Hirano〜

ひみつ40 ページ42

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6人でトランプやUNOを楽しむ。









「また負けた……。」









岸「藤野、めっちゃ弱くね？」





玄「何連敗だよ…。」









はい、7連敗です。

こういうカードゲーム弱いみたい。









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美「A、そろそろ罰ゲームする？」








「……やっぱり、やらなきゃダメ？」







美「ルールですから〜。」






「分かったよ…。何すればいい？」









岸「俺に向かって、愛の告白…」







美「何言ってんのよ。」









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み「じゃあ、暴露は？」








「暴露？」







み「みんなに『ひみつ』にしてたこと、とか。」









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「『ひみつ』にしてた……こと？」









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岸「いいじゃん！」





美「A、それでいい？」









「う、うん。」









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み「Aちゃんの、小学生の頃の話とか。」





玄「また、藤野の付き合ってた時の話聞きたい。」








「えっと……」





『小学生の頃』。

みなみちゃんはなんでそれを選んだの？
私の何を知ってるの？









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岸「3.2.1、どうぞ〜！」









これ、絶対言わなきゃいけない空気じゃん。




チラッと紫耀を見ると、目と目が合った。









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「私が小学生の時に付き合ってた人と別れたのは、私の嫉妬が原因でした。
あの人は……全く悪くない、私のせいなの。」







紫耀に、それだけは言いたかった。
ずっと気にかかってたから。









紫耀、届いて。









岸「マジ？藤野も嫉妬とかするんだ。」





美「可愛い〜。」









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紫「もうやめろよ。」





「え……？」





紫「過去の話なんだし。掘り出したら可哀想やん。」









やっぱり紫耀には届かないの？

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