ひみつ4 ページ5
5年前 〜冬〜
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紫「A、なんで先帰ったん?
俺ちゃんと待ってたんやで。」
最終下校時刻を過ぎて、帰って来た紫耀。
いつものように私の家へ。
紫耀の家は、私の家の一つ奥の通りに入る所。
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「……ごめん。」
紫「しょうがないな〜。
平野優しいから許してあげる。」
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「ごめん、私やっぱり紫耀と付き合えない。」
紫「……どういうこと。」
低くなった紫耀の声。
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「私、ダメみたい。」
紫「俺のこと、好きじゃないん?」
……好きだよ、紫耀のこと。大好き。
私が黙って俯いてると、
紫「じゃあ、俺帰るわ。」
そう言って笑い、出て行った。
分かってるよ。
小1で紫耀が引っ越して来てからずっと一緒にいるんだもん。
……その笑顔が“嘘”だってこと。
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それから約5年。
私と紫耀がお互い顔を合わせる事はなかった。
私達は、『恋人』どころが『幼馴染み』という関係まで失った。
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かりん - めっちゃキュンキュンする~!!!ヤバイ!心臓が壊れそう!!いいなー、こんな恋したいっ!! (2016年8月1日 21時) (レス) id: 27484c5734 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - それ分かります笑 開かない扉見つけると、あれ!みたいな笑 (2016年3月30日 12時) (レス) id: d45eea598c (このIDを非表示/違反報告)
梨々子(プロフ) - orangeさん» ありがとうございます〜。同じあかずの間でのお話ですが、全然違うテイストのお話になってるので…。あかずの間、うちの学校にも欲しいなって思います(笑) (2016年3月30日 12時) (レス) id: 7cbb3c0af8 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 神宮寺くんのも良かったです!頑張ってください☆ (2016年3月30日 12時) (レス) id: d45eea598c (このIDを非表示/違反報告)
梨々子(プロフ) - orangeさん» ありがとうございます!ゆき先生のお話は全部大好きなんです〜。以前は神宮寺さんのを書いていたんですが、たくさんの方に見ていただいたので、次は紫耀くん!と思って作りました。これからもよろしくお願いしますね( ´ ▽ ` )ノ (2016年3月30日 8時) (レス) id: 7cbb3c0af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨々子 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/riko05251/)
作成日時:2016年3月11日 21時