ひみつ×ひみつ 〜Sho.Hirano〜

ひみつ26 ページ28

Sho









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どうせ班長と副班は計画とか決めなあかんから、あかずの間を有効活用。









貴「ねえ、バスの座席とかどうする？」




「藤野さん、隣は誰がいい？」




貴「美愉と平野くんは固定だから…。
そうなるとみなみちゃんかな。」





「話したことある？」




貴「いや、ほとんど…。
でもワガママ聞いてられないし、大丈夫！」




「……ちょっとくらい、ワガママ言ってもええんちゃう？」









君はいつでもそう。



俺の一歩前を歩いてて、

人のせいにせえへんし、ワガママも言わない。









思春期だった俺は、それが悔しかった。

頼って欲しかった。









「そっか。」



でも、いまはそれに何も思わない。









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貴「華厳の滝、東照宮、江戸村、中禅寺湖…」





「全部行けそうもないよな〜。」





貴「江戸村は岸くんが行きたいって言ってたから、中禅寺湖やめよっか。」





「中禅寺湖、行きたかったんやないの？」





貴「ううん、行けたらってだけだから。」





「でも……。」





貴「みんなが楽しめる修学旅行にしたいもん。
時間なくて行けなくなるなら、私一人の意見なんていいよ。」






「俺も行きたい。」






貴「え？」




「中禅寺湖。」









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「……ありがと。」









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「いや、別に……。」









普段はかけてないメガネから覗くその瞳に、
吸い込まれそうになって慌てて目をそらす。









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あー、俺らしくない。









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中華街で、「月曜日から夜ふかし」のももちとお友達さんに遭遇！

一緒に写真も撮っていただき、テンションアップルです！

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