ひみつ×ひみつ 〜Sho.Hirano〜

ひみつ16 ページ17

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「ん……。」

私、寝ちゃってたんだ。





降りる駅まであと2駅。ぎりぎりセーフ！









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え？





何この体勢。


見上げれば紫耀の整った顔があって、甘いバニラの香りが広がってる。


私が…紫耀に寄りかかって寝てたって事？









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無意識に紫耀の方へ手を伸ばしていて、




「何やってるんだろ、私。」


急いで手を引っ込めた。









前なら頭を撫でたりしてた。

でも、いまは違う。






美愉の彼氏だから。









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『次は◯◯〜◯◯〜』









紫耀起こさなきゃ。









「ねえ、着くよ？」




紫「ん………。」


ゆっくりと開いた紫耀の目。









「次、降りるから。」



紫「…りょーかい。」









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駅を出て、家まで歩く。




また何も話さないまま、刻一刻と過ぎていく。









紫「なあ、」




ここで紫耀が口を開いた。









「なに？」





紫「いま、彼氏おらんの？」





「いないよ。あれからは。
そんな男子と関わる方じゃないし。」





紫「ふーん。
お前、人見知りだったもんな。」









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紫「なんで俺のこと振ったんか？」









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「……忘れた。」









紫「そっ、か。」









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ほんとたくさんの評価ありがとうございます！


感謝カンゲキ雨嵐でございます！






これからも頑張ります。

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