ひみつ×ひみつ 〜Sho.Hirano〜

ひみつ15 ページ16

Sho









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「そろそろ帰るか？」





貴「そうだね。じゃあ、ばいばい。」




「送る。」




貴「いいよ、大丈夫。」




「別に通り道やし。」




貴「そっか。」








嫌いなのに、なんで優しくしてんのやろ。









あかずの間を出て、駅まで歩く。

もうほとんどの部活が終わってたせいか、俺ら以外の学生はいない。









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「俺らも、さ。
美愉が「親友にずっと相談してた。」って言ってた。まさかお前だとは知らんかったけど。

嬉しそうやった、本当に感謝してるって。」






貴「そうだったんだ。」









ちらっと横を見ると、心なしか少し嬉しそうなAの顔が目に入った。









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家は電車で10駅くらい先で、かなり遠い。

電車内は空いていて、すぐに座れた。









昔は当たり前だったのかもしれへんけど、
真横にぴったりとくっついて座るAに、
少し落ち着かない。









貴「ん……」




眠そうにしてるAに、








「寝れば？」



と声をかけた。
あー、なんで冷たい言い方になるんやろ…。









貴「そうしようかな。」









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ちょっと経って、肩にのしかかってきた重み。







久しぶりに近くで見たAの顔と、

シャンプーのいい香り。









・









「寝るか。」






俺も目を閉じた。









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正直、美愉ちゃんを悪役にしたくないんですよね……。


欅坂の鈴本さんが二推しっていうのもあるんですが(笑)




うーん、どうしましょう。

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