Again Dreamer 〜Last Story〜

STORY6＋ ページ7

Kaito









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最寄りの駅前。
すでにりらさんは駅前に立っていた。

りらさんの家は駅を挟んで逆方向らしい。









「……りらさん？」





り「かい、と…くん。」









いつもの帝国劇場の制服ではなく、
初めて見る私服のりらさん。


膝丈の黒いスカートに白シャツ。



大人って感じ。









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「大丈夫ですか？」




り「彼氏ね……浮気、してたんだって。」




「え…………。」




り「馬鹿だなぁ、私。
なんであんな人好きになっちゃったんだろ。」









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………綺麗。









今のりらさんにはその言葉が似合うと思う。





涙で濡れた頬や、潤んだ瞳、

なんでこんな人と付き合って浮気するんだろ。









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「俺とどっか行きましょ。
りらさんには笑顔が似合いますよ。」





り「でも、海人くん彼女さんとかいたら悪いんじゃ…」




「俺、ジャニーズですよ？
…彼女なんているわけないじゃないですか。」



り「そっか。じゃあお言葉に甘えようかな。」









付き合ってることがバレたら、
Aにも迷惑かかるから言わない。









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この選択は間違えだったのかな。

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