【イナギャラ】俺は皆帆兄妹が嫌い。4【瞬木隼人】

なんなんだよ。 ページ29

瞬木「……………」


『私が、傍にいて欲しいと思ってる』


その言葉は、
俺を限界までムカつかせた。







瞬木「……………そーゆー態度だよ」


俺が下を向いて呟くと
Aは、小さく声をあげた。


あ「えっ?」



俺が机をゴンッと叩くと
その大きな音に肩をびくつかせた。







瞬木「お前がそんな態度ををとるのが悪いんだ!!!!!」






顔を下げたまま
俺は腹から大声を出す。







瞬木「そんな態度だから、俺はまだお前を諦めきれないんだ!!!!!!」





って、こんなこと言ったって
コイツはいつもみたいに話を逸らすんだろう。




そう思ってた。







瞬木「なんか言えよ!!!!!!」

何も言わないAに余計に腹が立って。
勢いよく顔をあげる。








瞬木「……………」




俺が目にしたのは、
予想も出来ないAの顔だった。




あ「あっ…………」
瞬木「えっ………」








Aは、顔を真っ赤にして
凄く戸惑った顔をしていたのだ。





瞬木「うん、えっ?」

こんな顔を始めてみた俺は
ただただ混乱していた。




あ「まっまだ熱が下がってないみたいだ!!!」

『出てってくれないかい!!』『君にうつってしまうよ!!』


大声で、更に早口で俺にいい
無理矢理俺を部屋の外に追い出した。








寒い外に追い出された俺は、


瞬木「………えっ?」



一人で、状況が理解できずいたけど
Aのさっきの顔を思い出して


頭を抱えて座りこんでいた。






瞬木「なんなんだよ…………」

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