断崖絶壁。 ページ24
Aを座らせて、
首元に手を当てると
ありえないくらい熱かった。
瞬木「熱、何度?」
あ「はかってないや…」
瞬木「体温計は?」
あ「引き出しの中、じゃないかな…」
座っているのもつらいのか
Aは俺に寄りかかっている。
そんなAを支えるように
遠いほうの肩を掴む。
Aの寄りかかっている俺の首が
一気にAの熱で熱くなる。
引き出しから体温計を取り出すと、
瞬木「腕あげろ、腕」
あ「それくらいできるよ」
はははっと笑うA
だけど、随分力なかった。
瞬木「安心しろ、お前の断崖絶壁な胸には興味ない」
俺はそういって
Aの腕と胸の隙間に、体温計を差し込んだ。
あ「君のこんな優しいところが見れるなんて」
Aの息が俺の鎖骨にかかるのが、
少しこしょばかった。
あ「風邪をひいて得られた、得だね」
瞬木「調子のんな」
頭を軽く叩くと
あ「叩くのもいつもより全然弱いね」
と、微笑んできた。
ピピピッと体温計が鳴ったのを確認して、
とりだして数字をみると
瞬木「39度、やべぇなお前」
あ「明日には死ぬのかな」
つらそうに息を荒げるAを支えながら
俺は薬を持たした。
瞬木「とりあえず薬飲め薬」
185人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猪絢(プロフ) - *´`*さん» 幾らなんでも上から目線過ぎませんか?言い方気を付けましょうね^^; (2020年1月27日 3時) (レス) id: 262406d3d0 (このIDを非表示/違反報告)
*´`* - 早く続き投稿してください (2016年10月23日 14時) (レス) id: 4d99e796a0 (このIDを非表示/違反報告)
へっど。 - めっちゃ面白かったですが、続きがすごい気になります(*´˘`*) (2016年9月18日 15時) (レス) id: 8fe29adc13 (このIDを非表示/違反報告)
ち〜まる(プロフ) - 更新待機してます…!瞬木も皆帆兄妹も可愛いです…! (2015年5月8日 0時) (レス) id: 390ed6ff0f (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - 更新待ってますぅぅo(*⌒―⌒*)o (2015年4月4日 3時) (レス) id: 13cda4bed2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひなた | 作成日時:2014年3月30日 19時