【灰谷蘭】夢女子が転生したら美醜逆転の世界でした。 〜推しよ、違うそうじゃない！！〜【美醜逆転】

別にって炎上するぞ？？ ページ7

｢やばい！！遅刻！！！｣

あと五分で学校につけとか無理言うな
あれ？前方に見たことある後ろ姿が……

｢って、蘭くん！？遅刻しちゃうよ！！｣
｢あ？別に……｣

別に……って某炎上した人かな？？
いや、似合うよ？似合うけどさ！！

｢蘭くん遅刻っ！！｣
｢行くだけマシだろ｣

くぁッと欠伸をしながら蘭ちゃんは言う
そんな姿を見てたらなんか急ぐのも馬鹿らしくなってきた

｢なら今日は蘭くんと一緒に遅刻しますか｣
｢は？｣
｢いいでしょ？｣
｢……別に｣

炎上すんぞ？？

｢そうだ！蘭くんこれ、昨日のお礼！｣
｢礼なら聞いた｣
｢いいから受け取ってよ｣
｢はぁ……｣

ガサッとラッピングされた袋を受け取ってもらう

｢中見てみてよ！｣
｢…………これ……｣
｢蘭くんに似てない？｣
｢オマエにはオレがこんな風に見えてんのかよ……｣
ブスっとした猫が蘭ちゃんの手の上に居る
黄色と黒の猫は蘭ちゃんにとても似ている

｢可愛いでしょ？｣
｢……まぁまぁ｣
｢えー、可愛いじゃん｣
｢オマエ趣味悪ぃな｣

ククッと喉で笑いながら蘭ちゃんは言う
そうこうしてるうちに学校についてしまった
楽しい時間はあっという間ってよく分かるわぁ
校門で先生に怒られながら教室へと行く

｢蘭くんまたね！｣
｢あぁ｣

蘭ちゃんは教室へは行かないらしい
……卒業出来るのかな？？

｢A、今日灰谷蘭と登校してなかった？｣
｢うん、そうだよ｣
｢え、AってB専……いやなんでもないや。……気をつけなよ｣
｢へ？｣
｢アイツ結構色んなところで恨み買ってるらしいし……Aが何かあったら心配だよ｣
｢大丈夫だよ！！｣

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