裏の裏は表 ページ22
梵天において、灰谷蘭という男はいつも薄ら笑いを浮かべていて心が読めない男と噂されている
その苛烈さといったら弟の灰谷竜胆とは一線を画している
簡単に言えば、敵には回したくない男である
｢灰谷、今日は……灰谷？｣
｢ん？あぁ鶴蝶か何？まーだ、オレらに逆らうヤツらいんの？｣
｢今回は裏切り者への粛清だ｣
｢ならオレじゃなくてヤク中でもいいだろ｣
｢三途はまた別のだ｣
｢えー……まぁ、いいよ｣
｢珍しいな……いや、なんでもない
頼んだ｣
｢はぁーい♡｣
｢オラッ、他の裏切り者の事吐けよ
いい加減オレ手ぇ疲れてきたんだけどぉー｣
｢んっーー！！！んっーー！！！｣
｢んーんーうるせぇな……そろそろ死 ぬか？
んー、1人だけ残して……後は死 ね｣
ｶﾞﾝｯｶﾞﾝｯｶﾞﾝｯ
ビシャｯ
｢んっーー！！？？｣
｢あーあー、汚ねぇなぁ……このままじゃ帰れねぇじゃねーかよ｣
イラついて物言わぬ死体を思いっきり蹴り飛ばした
｢ふーーっ！！ふっーーーっ！！！｣
｢で、言う気になったぁ？｣
言わないならもっとやるけどぉ？
スルッ
｢言います！！言いましゅ！！｣
｢おーいい子だねぇ｣
そういう物分りのいい子、蘭ちゃん好きだよ♡
｢今日はいつにも増して機嫌が悪いようだが……何かあったのか？｣
｢んー？最高の気分だけど？｣
Aが作ってくれた弁当を食べながら報告をしていたら、鶴蝶に不機嫌って言われた
こんなに最高の気分なのに酷でぇなぁ
｢そう、か……ならいいんだ、ん？弁当なんて珍しいな｣
｢いいだろー、オレの奥さんが作ってくれたんだー｣
｢は？？お前の……奥さん……？｣
たしか……灰谷の奥さんって……
｢そうそう、オレのだぁーいじで可愛い奥さん♡｣
美味かったーって弁当の蓋を閉じて、食ったよのメールを打つ
はぁ、今日も美味しかったし……オレの奥さん完璧じゃね？
｢ん？りょーかいっと｣
｢……何かあったのか？｣
｢んー？帰りに卵買ってきて欲しいってさ、可愛いよねぇ｣
｢…………は？｣
あの灰谷にお使い……？卵のお使い……？
……嬉しそうだし何も言わないでおこう
｢オレ今日早く帰るわー、後よろしく｣
｢は？待っ……｣
バタンと扉が閉まって引き止めた声は虚しく消えた
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米 - ウッ…蘭ちゃんが…乙女……可愛ッ、可愛い…(大泣) (2022年6月4日 21時) (
レス) @page15 id: fd52a6e4cf (このIDを非表示/違反報告)
rikka(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！！亀更新になりますがどうぞよろしくお願いします！ (2021年11月27日 20時) (レス) id: 933114cdc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - すゥー神ですか好きです (2021年11月24日 21時) (レス) @page34 id: 9dd29a17ef (このIDを非表示/違反報告)
rikka(プロフ) - あわになりたいさん» ほわぁあああ！！ありがとうございますありがとうございます！！更新頑張りますのでどうぞよろしくお願いします！！ (2021年11月14日 23時) (レス) id: 933114cdc6 (このIDを非表示/違反報告)
あわになりたい(プロフ) - ぴええええええ（謎） 蘭ちゃん神です 作者さんも神です！！ 無理のない程度に更新待ってます！！ 頑張ってください！ (2021年11月14日 22時) (レス) id: d4278ac4cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rikka | 作成日時：2021年11月1日 0時
