傷跡 ページ14
夜になった
熱はだいぶ落ち着いてきたけどまだ完璧とは言えない
｢蘭ちゃん、体拭こっか？汗で気持ち悪いでしょ？｣
｢うん……｣
｢ちょっと緩めるからねー｣
｢うん……｣
そう言って蘭ちゃんのパジャマのボタンを外し始めた
お？いつもなら抵抗するのにぽやーっとしてて、抵抗とかない
このまま拭いちゃえるかな？
｢…………？っ待って待って！！ｹﾞﾎｯ｣
｢ん？どうかした？｣
｢どうかしたって……！！｣
蘭ちゃんのパジャマ前だけはだけさせたら……気がついた
｢じ、自分で出来るから！｣
｢後ろとかどうやるのさ｣
｢それは……頑張って……｣
｢はいはい、後ろ向くー｣
｢A……！！…………や、優しくしてください……｣
｢はい｣
うん、可愛いかな
熱で真っ赤なのか照れて真っ赤なのかよく分からんが……多分照れてるんだろうなぁって思おう
え？流石に病人は襲わないよ？？
治ってからは知らんが
｢蘭ちゃん背中おっきいねぇー｣
｢う、拭きづらくてごめん……｣
｢そういう事じゃないんだけどなぁ……ん？この傷どうしたの？｣
脇腹付近に薄いけど確かに傷があったと分かる跡があった
スルッと撫でながら聞いてみた
｢ひぅ！？……え？え？｣
｢蘭ちゃんどうした？｣
すーっとまたなぞって……
｢っ！！……Aっ……｣
ふにゃっと体の力が抜けたのか前に倒れてった
……面白い
｢んー？何なに蘭ちゃん脇腹弱いのー？｣
｢そこっ、そんなに……さわっちゃダメ……！！｣
｢はいはい｣
そう言ってするりと一撫でしてやめた
ほら、病人に無理させれないからさ！
｢Aの……いじわる……っ！｣
｢ごめんごめん｣
蘭ちゃんが可愛いのがいけないんだよ
私は悪くない……はず……
それからちょっと警戒されてずっとこっちを見たままだった
いや、そんなに蘭ちゃんで遊ばないから安心してよ
というか、警戒心が猫のそれで可愛い
前も拭こうとしたら自分でやるって取られた
残念……
｢さっぱりしたよ、ありがとうA｣
｢ううん、晩御飯は食べれる？｣
｢いらな……｣
｢食べるよね？｣
｢……はい｣
よし、卵がゆでも作って……
｢A行っちゃうの……？｣
｢すぐ帰ってくるから｣
｢う〜…………だからいらないって言ったのに……｣
｢蘭ちゃんはゆっくり寝ててね｣
ちゅっ
｢っ！！？えっ？えっ？｣
｢あれ？蘭ちゃん慣れたんじゃないの？｣
昨日から結構してるけど……
｢Aの……えっち……！！｣
がばっと布団の中に潜り込んでしまった
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米 - ウッ…蘭ちゃんが…乙女……可愛ッ、可愛い…(大泣) (2022年6月4日 21時) (
レス) @page15 id: fd52a6e4cf (このIDを非表示/違反報告)
rikka(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！！亀更新になりますがどうぞよろしくお願いします！ (2021年11月27日 20時) (レス) id: 933114cdc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - すゥー神ですか好きです (2021年11月24日 21時) (レス) @page34 id: 9dd29a17ef (このIDを非表示/違反報告)
rikka(プロフ) - あわになりたいさん» ほわぁあああ！！ありがとうございますありがとうございます！！更新頑張りますのでどうぞよろしくお願いします！！ (2021年11月14日 23時) (レス) id: 933114cdc6 (このIDを非表示/違反報告)
あわになりたい(プロフ) - ぴええええええ（謎） 蘭ちゃん神です 作者さんも神です！！ 無理のない程度に更新待ってます！！ 頑張ってください！ (2021年11月14日 22時) (レス) id: d4278ac4cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rikka | 作成日時：2021年11月1日 0時
