仕事_116 ページ20
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＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
今剣「小狐丸、三日月はどこですか？」
小狐丸「あちらに……おや？いない…」
今剣「さっきまでいたはずで……あ、あそこにたおれているのは、せいふのにんげんではありませんか？」
岩融「なに？！」
鶴丸「どうした…って、なんであいつ倒れてんだ？」
獅子王「結界張るの疲れたんじゃねーのか。あ、小夜、あんま近づかないほうが…」
小夜「…首の後ろ、何かぶつけた痕がある」
薬研「こりゃあ、殴られたな」
乱「てことは、今って結界張られてないの…？」
加州「じゃあ…」
蛍丸「あ、出れた」
大和守「これでA達のとこに行ける！」
漣「……ん？…ええ？おい！お前たち外に出るな！」
五虎退「ご、ごめんなさい。でも、心配なんです…！」
漣「んな、俺だって…」
骨喰「なら来ればいい」
鯰尾「一番大事なのはAの命ですから！責任なんて、二の次です！」
漣「…ったく、どーなっても知らないからな！」
見張りの漣までが去った。
しんと静まりかえる広間。
残るは気絶している役人。
＿＿＿＿＿と、もう一振り。
「………」
彼らの気配が完全に遠のくのを確認して、ようやく彼は動き始めた。
己れを
向かうは、本丸の敷地を出る門。
足跡のない柔らかな雪道を進む。
ふと、懐かしい情景が浮かんだ。
同時に、胸をえぐる想いが無数によみがえる。
自分に胸を貫かれてよろめいた“弟”の姿が、いまも瞼の裏に焼きついて消えることはない。
「…っ」
ぐっと唇を噛み締め、門を凝視した。
初代はきっと、この外にいる。
「………」
彼の胸中で仄暗い意思が揺らめいた。
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
『…おい』
漣「マイフレンド！怪我は大丈夫？」
『怪我？ああ、薬研が手当てしてくれた。それより頼みがあるんだが……なんだ、良いことでもあったのか？』
漣「ちょっとね、憂さ晴らししてきたのさ」
『？？』
漣「んで、頼みって？」
『それなんだが、＿＿＿＿＿』
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鶴丸「なあ、初代ってどこに行ったんだ？」
燭台切「漣くん
鶴「ん？じゃあどうやって捕らえるんだ」
燭「それはまだ考え中なんじゃないかな。あ、ほらあそこにAと漣く「無理無理無理無理！なに考えてんだ君は！」…ど、どうしたんだろう…」
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作者名：葛の葉 | 作成日時：2018年12月16日 16時
