異変と喪失感 ページ2
椎名side
Aが学校を休むようになって2週間が経った、昨日からアルコバレーノ達にとって重要な虹の代理戦争が始まっている
原作が動いていてボンゴレが盛大に関わっているのに2人がいないことに疑問が芽生えた、2人はシモン編...つまり俺達との戦いまでしか知らないって言っていた気がするけど
椎「っあぁ...わっかんね!つか一言くらい言ってくれても良くね!?」
俺の一番の不満、何からあるなら一言言ってくれるだけでも良かった
また、俺は何も出来ないのか?また2人だけで決めて離れていくのか?
また...俺は1人になるのか?
炎「...椎名」
良くない感情が頭を心を支配し始めた時、前を歩いていた炎真が振り返った
思わず足を止める
炎「...大丈夫、2人が君を1人にするなんてもう有り得ないよ」
だって、あんなに君を大切にしてるんだよ?
苦笑しながら零されたその言葉はストンと真っ直ぐ俺に届いた、流石は俺達のボスと言ったところなのだろうか...
椎「...ん、そうだな!俺ちょー愛されてるもんな」
炎「...」
椎「いや、つっこんで?」
炎「いや、否定しようにも否定出来ないから何とも」
やっだ俺マジで愛されてるらしい、恥ずかしい
これか、Aが前やめて欲しいって言ってた理由
炎「のんびり待とう、きっと理由はあるから」
椎「そうだな」
この生で出会ったのはほんの少し前なのに、もう既に居なくなったらどう過ごせばいいのか分からなくなってる
不思議だよな、今じゃどうして今まで離れていて平気だったのかすら分からない
目の届くところにい欲しい、この手で守れる範囲内にいて欲しい
声を聞いていたい、話をしてくだらない喧嘩をして仲直りをして...
...あぁ
椎「...早く、会いたい」
笹川先輩もAの場所を知らないって言ってた、なんでも両親が云々とか...
早く終わらせて帰ってきてくれ...
___この願いが望みもしない結果となって帰ってきたのは翌日のことだった
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作者名:刹那立夏 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時:2018年7月24日 1時