卍心の鍵二十三個目卍 ページ24
乱｢到着！さ、お掃除しなきゃね！｣
部屋へつくと早速掃除に取り掛かるみぃちゃん、曰く誰も使ってなかった部屋だから掃除しないと埃吸っちゃうよだそうです
そんなにひどい訳では無いのですぐに終わり、綺麗になった部屋で2人してごろごろしていると思い立ったようにみぃちゃんが飛び起きる
それに驚いて僕も飛び起きれば、目の前にみぃちゃんが這ってきた
乱｢そうだ!!白雪、髪触らせてよ！｣
｢へ?あ、ほう?いいよ?｣
乱｢わぁい！じゃあ後ろ失礼しまーす｣
みぃちゃんは持ってきていたお泊まりセットから櫛と何種類かの髪留めを取り出して嬉々として僕の髪を梳きはじめた
その間ぼくはぼんやりと池の水面を眺める、ゆったりと泳ぐ鯉は綺麗だなと在り来りな感想を零しながら
乱｢色々とアレンジしてみよっと、編み込みとか三つ編みカチューシャとかも可愛いよね｣
｢あ、はは...みぃちゃんにお任せします｣
これはしばらく動けなさそうだなと苦笑しながらふと思い出す、この増設エリアには僕の他に3振りの刀が割り振られているらしくどの刀もブラック...人を信じられない刀剣達だという説明を受けた
心の傷を癒すには自然や動物にふれあうのが一番だという主様の配慮と、過保護なへし切長谷部による主からの隔離の意味を持つらしい
まだ、誰が住んでいるのか確認してなかったな
｢みぃちゃん、この離れに住んでる刀って｣
乱｢んー?あぁ、鶯丸さん髭切さん不動君だね｣
...あれ、その人達普通に大広間にいましたけどまだ隔離されてるんですか?
そんなわけないか、慣れ親しんだ部屋にそのまま住んでるんだよね多分
僕よりも随分前にここに来ているらしいし、もう大分癒されたのかな心の傷
乱｢3振りとも大分笑ってくれるようになったよ、主さんとも打ち解けてきたし｣
白雪の力になりたいって思ってるんじゃないかな?そう言われて思わずみぃちゃんを見る
ブラック...人為的な加虐を行う場所、そう主様は教えてくれた
僕のいた場所はブラックなんだって
｢...でも｣
僕は彼等とは根本的に違う、彼等は主だから逆らえなかった
僕は親だから逆らえなかった、逆らわなかった
当たり前だとそれが普通なんだと、窓の外を覗くまでは信じていたから
愛されないことが当たり前だと...ううん、あれが愛なんだと信じていたかったから
乱｢大丈夫、誰も白雪を捨てたりしないよ｣
そう言って後ろから優しく包み込まれる、これが本物の愛なんだと知らなかったから
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桜庭梓弓(プロフ) - まなさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ございません、コメントありがとうございます!可愛いと思っていただけて光栄です(^-^)これからもゆっくりではありますが頑張ります！ (2019年1月18日 18時) (
レス) id: 1a51e0ecd3 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - とっても面白いです！乱ちゃんと白雪の可愛さにキュンキュンしながら見てますw更新頑張ってください！！応援してます！ (2018年12月17日 22時) (レス) id: 58bba7c13c (このIDを非表示/違反報告)
桜庭梓弓(プロフ) - ひなたぼっこさん» 2回目のコメントありがとうございます！優しく包んで時にしっかりと叱ってくれるお姉ちゃん的立ち位置なみぃちゃんです(｀・ω・´)ｷﾘｯ好きになっていただけて嬉しいです!失踪だけはしません...なのでのんびりですがみぃちゃんと白雪を見守ってあげてください！ (2018年11月5日 4時) (レス) id: 1a51e0ecd3 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたぼっこ(プロフ) - みぃちゃんの姉みやばくないですか…乱さんマジ乱さん……この話めちゃくちゃ可愛くて好きなので失踪だけはしないでください！！！！！！！！！w あわよくば続きを…続きを恵んでくだせえ… (2018年11月3日 6時) (レス) id: 2fa2defe91 (このIDを非表示/違反報告)
桜庭梓弓(プロフ) - 乃蒼@元ダサクシャ522さん» そして字書き仲間とは...へ、字書きさん!?あぁぁあ、下手くそな文脈の作品を見てくださりありがとうございます！動画編集も並行してなので亀さんですが頑張ります！ (2018年9月6日 4時) (レス) id: 1a51e0ecd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那立夏 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2017年2月15日 1時
