【刀剣乱舞】独り消え逝く運命なら【勘違い成り代わり】

卍心の鍵二十二個目卍 ページ23

｢失礼致しました｣


あれから約１時間、予想通り僕の部屋や係を決めて日用品や家具についてまで話し合った
僕の部屋は一人部屋、新しく増築したエリアの空いてる部屋から好きなところを選んでいいと言われたので今から見に行くところ
係は天気予報係、僕は冷害対策の刀だからなのか風で大まかな天候が予測できる
その特技?を活かした係ということで作られたのが天気予報係

そんなホイホイ作っていいのが疑問だったけど、僕の為に作られたって考えると嬉しくてうなづいてしまった


｢ここ、かな...｣


主様に言われた道筋を歩けば開ける視界、母屋から渡り廊下を渡った先にある大きな離れ
そこが新しく増築したエリアらしい
このエリアは畑や馬小屋に近く、自然に触れ合う機会が多い為係的にも好立地とのこと
なにそれ、審神者の前は不動産屋でもやってたのかって言い方だよね
離れの中でも一番奥、日当たりはそこまで無いけど池の水面に反射して暗くはない部屋を選んだ
家具が届くまでの間は部屋に元から設置してある衣装棚に内番服やらをしまい、動きやすい服に着替える
内番服も動きやすいけどもっとぶかぶかした服がいい...できればそれ1枚で過ごせるほど丈の長いヤツ
というわがままを主様に言うと主様の丈の長めなフードのついたトレーナーが貰えました、着ると見事にワンピースです好き
それにみぃちゃんに貰ったネックウォーマーもどきと元々の服のアームウォーマーを付けて、粟田口部屋へ突撃しに行く

頑張ったもん、みぃちゃんに甘えに行ってもいいよね...?


｢...っみぃちゃん！｣


乱｢白雪！！｣


部屋へと駆け込み飛びつけば抱きとめてくれた、そのまま座り込む
擦り寄ってみればえへへと笑いながら頭を撫でてくれる、叩かずに受け入れてくれる
みぃちゃんが天使、神様...あ、神様だった


乱｢お疲れ様！部屋は決まった?｣


｢うん、離れの一番奥にしたの｣


乱｢そっか!!早速お泊まりに行くね！｣


みぃちゃんは言うが早いか一兄にお許しをもらいに行っている、その間に信濃に抱きしめられてゆらゆら揺れている
そんな姿を何故か脇差2人に連写されて困惑されている今日この頃です


信｢大将の匂いがするー｣


｢あ、この服主様に貰ったからじゃないかな｣


薬｢彼シャツというやつだな｣


乱｢うちの白雪はあんなへタレにはあげないよ｣


許可をもらったらしく荷物をまとめたみぃちゃんが黒い笑みを浮かべて背後に立ってて怖かったです

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