卍心の鍵二つ目卍 ページ2
まっすぐと進めば壁に突き当たるだろうと考えその通りに進むことにして2時間ぐらい経った、さすがに疲れて休もうとその座にしゃがみこんだ時
目眩がするほどの眩い閃光に包まれて目を閉じ、開いた時にはまた見覚えのない場所に放り出されていた
そこは見渡す限り1面洞窟、壁の至る所には見慣れた赤い液体が水滴を地面に垂らしていた
拷問施設だろうか、直ちに立ち去りたい
そんなことを考えながら休む気も失せて立ち上がり、出口探しを再開した
右も左も分からないがとにかく壁に手をついて進もうと考えて、右手を壁に当てて進み始める
人さえ見つかれば何とかなる、その後が地獄ならこの刀で皆殺しにしてしまえばいい・・・
そんな我ながら物騒な思考に陥りながらもしっかりと歩みを進める、しばらく進むと嫌な金属音が小さくだが反響して聞こえてきた
あぁ、こっちは危険だな・・・でも人がいるならそっちが出口か
そう考えていやいや足を進める、そんな最中ふと後ろから殺気を感じて立ち止まる
・・・一つじゃない、五つか六つか・・・
この殺気は親のような生温いものじゃない
本気で殺しにかかってくるプロの殺気だ、逃げるにしても打刀を背負うのがやっとの大きさの体だ、すぐに追いつかれて背後からグサッとやられて終わるだろう
・・・仕方がない、敵か味方かわからないが向こうで戦っている人たちが来てくれるまで戦って生き残るしか手はないな
ここに来て何回目かのため息をこぼし、背負った打刀を抜刀して振り返ると背後の敵にその切先を向けた
敵は6人、薙刀1、太刀2、打刀2、短刀1・・・お願いだから刀種は一つにまとめて、戦いにくいから
そんな内心での愚痴も通じるはずがなく、飛んできた石や弾丸を交わして敵の懐へと飛び込んだ
「さぁ、氷柱で死にたいのはだぁれ?」
なんか口から中二っぽい言葉出たけど気にしない方針で行こう
そんなこんなですっごいボロボロになったけどあとは敵の太刀1体で終わりのところまで来ました、ボロボロだけど、気を失いそうなほど痛いけど
「この白魔康之、そう簡単に溶かされはせんぞ!」
・・・なんか脱げました、幼いけどもつるペタなのは女としては悲しいね
そもそも女なのかな?
この最後の太刀、なかなか手強いみたいで死ななかった
最後の力を振り絞ったせいか、もう受け止める気力もない
大人しく斬られようと目を閉じる
「・・・悲しまないで、雪解けは、春の・・・兆しだから」
こんな時でも中二発言止まんないのね・・・
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桜庭梓弓(プロフ) - まなさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ございません、コメントありがとうございます!可愛いと思っていただけて光栄です(^-^)これからもゆっくりではありますが頑張ります! (2019年1月18日 18時) (レス) id: 1a51e0ecd3 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - とっても面白いです!乱ちゃんと白雪の可愛さにキュンキュンしながら見てますw更新頑張ってください!!応援してます! (2018年12月17日 22時) (レス) id: 58bba7c13c (このIDを非表示/違反報告)
桜庭梓弓(プロフ) - ひなたぼっこさん» 2回目のコメントありがとうございます!優しく包んで時にしっかりと叱ってくれるお姉ちゃん的立ち位置なみぃちゃんです(`・ω・´)キリッ好きになっていただけて嬉しいです!失踪だけはしません...なのでのんびりですがみぃちゃんと白雪を見守ってあげてください! (2018年11月5日 4時) (レス) id: 1a51e0ecd3 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたぼっこ(プロフ) - みぃちゃんの姉みやばくないですか…乱さんマジ乱さん……この話めちゃくちゃ可愛くて好きなので失踪だけはしないでください!!!!!!!!!w あわよくば続きを…続きを恵んでくだせえ… (2018年11月3日 6時) (レス) id: 2fa2defe91 (このIDを非表示/違反報告)
桜庭梓弓(プロフ) - 乃蒼@元ダサクシャ522さん» そして字書き仲間とは...へ、字書きさん!?あぁぁあ、下手くそな文脈の作品を見てくださりありがとうございます!動画編集も並行してなので亀さんですが頑張ります! (2018年9月6日 4時) (レス) id: 1a51e0ecd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那立夏 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時:2017年2月15日 1時