卍薬研藤四郎卍 ページ7
出陣に出た第一部隊を出迎えに門へと来た審神者は手入れ担当の薬研と共にぼんやりと空を眺めていた
この審神者にとって薬研は初めて鍛刀した刀で、刀や歴史にとって無知だった自分の先生のようなものだった
もちろん、病気の時や悩みがあるときに最初に話すのも薬研だ
主「…てな感じで鶴丸のいたずらが最近ひどいんだけど、どう思う？」
薬「…こればっかりは三日月の旦那に注意を促すしかないんじゃないか…？」
内容はいたってほのぼのとしたものだが
そんな感じで時間をつぶしていると門が開いた
第一部隊の帰還だ
主「お帰り、お疲れ様」
二「主っ！」
加「こいつ早く具現化して！？」
大「はぁ！？ダメだって！主、先にこれ手入れしてやってよ」
加「具現化だって‼」
大「手入れだよ‼」
薬「…どっちでもいいが、一度俺に診せてくれないか？旦那達」
再び勃発するかと思われた言い争いは薬研の冷静な一言によって消化した
大和守から脇差を受け取った薬研は刀の状態を見、ふむと一言呟くと審神者へと向き合う
薬「確かに手入れが必要だが時間はかからないだろう。大将、先に手入れしてやってくれ。もちろん手伝うからな。加州の旦那、会いたいのは分かるが具現化したときに怪我をしていたら嫌だろう？」
次「子供に諭されているわよ、あの子」
加「次郎うるさい‼…わかったよ、主っ早くね…？」
主「あ、あぁ…」
刀を持った薬研を連れて手入れ部屋へと向かう途中、審神者はあることに気が付いた
薬研の手にしている刀は長さから見て脇差、見たことのない種類だ
しかし政府から知らされている脇差は全て揃っている
主「…薬研、その刀って脇差だよな？」
薬「あぁ、それがどうかしたのか？」
主「いや、政府から知らされている脇差は全部集まってるのに…その刀は見たことがないから気になったんだ」
薬「…なるほどな、この刀については俺も詳しくは知らない。加州の旦那か大和守の旦那なら知ってるんじゃないか？」
主「薬研も知らないのか？」
審神者は驚きを隠せずにいた
そんな審神者をみて薬研は不機嫌そうにそっぽを向く
薬「…俺にだって知らないことぐらいある、雅とかがいい例だ。…まぁ、この刀が書物に書かれず口頭で語り継がれているってことも要因だがな」
主「う…頼りになるからつい、ごめんな。…書物にもない刀、か」
会うのが楽しみになったかも…そう笑みを溢しながら修復に勤しんだ
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刹那立夏(プロフ) - 励さん» コメントありがとうございます！はい、精進させていただきます！ね、ネタ切れになった場合はご容赦を…← (2016年4月16日 13時) (
レス) id: 53a9e6d731 (このIDを非表示/違反報告)
刹那立夏(プロフ) - 無しさん» コメントありがとうございます！お気に召さない点がございましたら是非教えてください、これからの作品の糧になりますので。よろしくお願いします。 (2016年4月16日 13時) (レス) id: 53a9e6d731 (このIDを非表示/違反報告)
励 - 励です。初めて書き込みします。更新楽しみです。応援してます。。。。。。。ではこれにて。 (2016年4月8日 15時) (レス) id: 03ce5070cc (このIDを非表示/違反報告)
無し - オリキャラが･･･ちょっとねぇ･･･ (2016年4月6日 16時) (レス) id: b8ecd8eab1 (このIDを非表示/違反報告)
刹那立夏(プロフ) - 山本太郎さん» ありがとうございます!!初めてです、そんなこと言われたの…すごく嬉しいです!! (2015年7月15日 0時) (レス) id: daca33add4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那立夏 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2015年5月26日 19時
