卍早起きは三文の得…？卍 ページ21
翌日、久々の出陣が楽しみなあまり早く目が覚めてしまった紅葉は己の刃を磨き朝日に照らすと満足そうに鞘へ納めた
時刻はまだ卯の刻、他の刀剣達はまだ夢の中なため昨夜中断していた探検を再開することにした
庭へと下り立ち好奇心のまま縦横無尽に歩き回る
池を覗き込み魚を探したり畑に植えられている野菜の種類を調べたり、馬小屋にて馬と戯れたり…これだけ見ていると幼子にしか見えないがそこには触れないことにしよう
散々探索して我に返ったころには日もいい高さへと昇っていたため、いつの間に懐かれたのやら真っ白な猫を頭にのせ着替えのために部屋へと向かった
「あ、起きてた…おはよう」
加「おはよう、安定起こすの手伝って」
部屋へと戻ってみればいつもの服装に着替え爪紅までばっちりと決めている加州と加州に掛布団を奪われてもなお眠っている大和守の静かな戦いが勃発していた
「安定、朝弱いもんね…でも起きないとご飯食べられないし一緒に出陣できないよ？」
大「…おきる」
もぞもぞと動き始め、動きにくい体を必死に起こそうとしている大和守に手を差し伸べ起き上らせると髪を整えてやる紅葉
大和守も上瞼と下瞼の感動の再会を必死に阻止しながら着替える
…ふと拗ねた様子の加州が紅葉に凭れ掛かった
「…清光、つらいよ」
加「…俺にもかまって」
つんと顔を逸らしながらも離れることなく擦りついてくるその姿はまるで猫のようだった、紅葉はクスリと笑いながら頭の上の猫を手で抱きかかえると加州の頬にキスさせる
猫はペロリとその頬をなめた
加「…え？」
「清光猫みたいだなって、もう安定も準備できたしご飯までのんびりしよっか…寝るのはダメだけどね」
猫の手を動かしながらにゃおと言って微笑む紅葉に着替え終わった大和守は手刀を食らわせた、悪いことをした覚えのない紅葉は戸惑うも二人は満足げだった
離れていた期間があって見てくれや性格が少し変わっていても、根本的な資質は変わっていない
彼等の大好きな兄貴分だと確認できたのだから
「え、なんで手刀？」
大「なんかイラッと来た」
「えぇ！？安定理不尽になってるよ！」
加「こいつはもとからでしょ」
大「何か言った？すっぴんブス」
加「はぁ！？なんだよ沖田君依存者！」
「あぁもう喧嘩すんな‼」
…今日も仲良しな沖田組であった
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刹那立夏(プロフ) - 励さん» コメントありがとうございます！はい、精進させていただきます！ね、ネタ切れになった場合はご容赦を…← (2016年4月16日 13時) (
レス) id: 53a9e6d731 (このIDを非表示/違反報告)
刹那立夏(プロフ) - 無しさん» コメントありがとうございます！お気に召さない点がございましたら是非教えてください、これからの作品の糧になりますので。よろしくお願いします。 (2016年4月16日 13時) (レス) id: 53a9e6d731 (このIDを非表示/違反報告)
励 - 励です。初めて書き込みします。更新楽しみです。応援してます。。。。。。。ではこれにて。 (2016年4月8日 15時) (レス) id: 03ce5070cc (このIDを非表示/違反報告)
無し - オリキャラが･･･ちょっとねぇ･･･ (2016年4月6日 16時) (レス) id: b8ecd8eab1 (このIDを非表示/違反報告)
刹那立夏(プロフ) - 山本太郎さん» ありがとうございます!!初めてです、そんなこと言われたの…すごく嬉しいです!! (2015年7月15日 0時) (レス) id: daca33add4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那立夏 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2015年5月26日 19時
