SVTの紅一点は日本人3

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DN side


ミョンホヒョンの長い足に塞がれた入り口の先で
ポロポロと涙を流す女の人の正体は

ヌナの連絡先を流出させた犯人だった。



その人は3年間僕らと一緒に
仕事をして来たスタッフさんだった



ヌナともよく話していた。





だから余計に驚いた。



「何で…？何でなんですか」


yst「あの子は…腹が立つほど純粋で素直で、
私なんかと違って色んな人に愛されてて……
そのすべてが私のことを惨めにさせるから、、」


「…そんな理由で？
そんな理由でヌナを傷つけたんですか…」


yst「…とにかく、人に愛されて
それ以上に人を愛してる彼女が…憎かった。」




マネヒョンがきて

ミョンホヒョンがようやく足を下ろした





マネヒョンと一緒にきた警備員さんが

女のスタッフさんの横につく。





MH「貴方みたいな人と
3年も一緒に仕事してたと思うと…虫唾が走る…」





MH「ディノや、行こう。」








バンに乗り込むまでヒョンはずっと黙ってた。


時々顔を悔しそうに歪ませて。






あとから聞いた話だと


彼女も一時期アイドルを目指した時があって
でも練習生になることすらできず、裏方として
仕事をするうちにアイドルとして沢山の人に愛され
沢山の人に愛を与えるヌナに憎しみを覚えた。

その時にヌナの連絡先を教えてくれと
昔の先輩に言われて連絡先を流出させたらしい。






その夜、ご飯を作るヌナの頬に
うっすらと涙の跡が浮かんでいた。






早くヌナを苦しめる人間を捕まえなければ。





そう思った夜だった。

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