第四話 ページ7
及川side
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今日は、よい気分だった。心なしか世界が明るく見えるくらいには。
今ならどんなものにでも勝てる気がした。
あぁ…惚れた弱みっていうのはどれだけ強いのだろう。
便りを送った。
今日、帰国するという良い便り。
飛行機の座席へ、鼻歌交じりに上機嫌で座る。
何も考えずに顔を上げてみると、窓という枠の中に自然が見えた。
大好きな彼女の家は小高い丘の上にポツンと1つ、取り残されたように建っている。
坂道を登るにつれ、だんだん見えてくる洋風な家はいつも暖かい光が宿っていた。
少し昔のことをボーッと思い出していたが、はっとし、流し込むようにドリンクのオレンジジュースを飲む。
ちょっとだけ苦い気がしたが、気のせいだと思う。
日本はまだ秋が始まったばかりだろう。
彼女の家に毎年咲いていたキキョウの花は見れるだろうか。
そんな小さな心配を抱え、飛行機は出発した。
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れーと - mさん» 全然考えてませんでした。作ったあとにテレビでCM見て、「あ、やべ。」ってなりました。なんかすっとタイトルできたーって思ってたけど影響されてたんですかね(笑)小説の内容には関係ないです。 (1月21日 15時) (レス) id: 52d6184189 (このIDを非表示/違反報告)
m - 題名って「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」っていう小説を参考にしていますか? (1月20日 22時) (レス) id: 6aa59209ba (このIDを非表示/違反報告)
れーと - ありがとうございますっ‼‼ (11月15日 17時) (レス) id: 18437b55a7 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 面白いですね!!!! (11月15日 17時) (レス) @page9 id: 54b8b585c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーうえ れーと | 作成日時:2023年10月12日 20時