第八話 ページ11
『お待たせしてごめんね。国見くん』
そう言って彼に差し出したのは、タッパーと一つの落ちてしまったキキョウの花だった。
国見くんは少し目を見開く。
『この花、落ちちゃってさ。自分じゃ捨てられないというか,,。
さっき落ちたばっかだし、まだ全然綺麗だから飾っても大丈夫だと思う。
まぁ、煮るなり焼くなり捨てるなり、好きにしていいよ』
彼の目は先ほどより大きく開かれている。
しかし、すぐに平静を取り戻す。
「まあ、そんなに言うならもらってあげますよ」
国見くんは笑った。
普段、眠たげな目はふわりと細められ、口角はわずかだが上がっている
口に手を当ててクスっと笑う彼は
『私より乙女みたいだね』
女の私よりも可愛らしかった
ちょっと悔しい
私もこれくらい可愛く笑えたらな,,,と思っていると国見くんが少しむすっとした顔でこちらを見ていた。
少し可笑しくて吹き出してしまう。
そのまま笑っていると国見くんは微笑し、
「先輩も充分可愛らしいですよ」
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れーと - mさん» 全然考えてませんでした。作ったあとにテレビでCM見て、「あ、やべ。」ってなりました。なんかすっとタイトルできたーって思ってたけど影響されてたんですかね(笑)小説の内容には関係ないです。 (1月21日 15時) (レス) id: 52d6184189 (このIDを非表示/違反報告)
m - 題名って「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」っていう小説を参考にしていますか? (1月20日 22時) (レス) id: 6aa59209ba (このIDを非表示/違反報告)
れーと - ありがとうございますっ‼‼ (11月15日 17時) (レス) id: 18437b55a7 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 面白いですね!!!! (11月15日 17時) (レス) @page9 id: 54b8b585c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーうえ れーと | 作成日時:2023年10月12日 20時