体育祭 6 side桃 ページ28
赤「とも、大丈夫やった?」
緑「おん…シゲは流星と一緒に居ったんや」
赤「う〜ん、恥ずかしいんやけど、俺もさっきへんな奴らに絡まれて…流星が助けてくれたんよ」
流星が…へぇ、やるやん…シゲも満更ではないって顔しとるな。
桃「神ちゃん〜今日は俺から離れんといてなぁ、心配すぎやから」
後ろから抱きついて体重をかけてくるのんちゃん…嬉しいけど、重たいなぁ。
4チームとも結構接戦で、どうやらリレーの結果次第で優勝が決まりそうやな。
緑「流星、手加減せぇへんで!」
青「神ちゃんも勝たせてほしいなら今のうちに俺にお願いするんやな」
緑「はぁ?あんまり寝ぼけた事言うなや?デカい図体しやがって」
青「チビは黙って大人しくしとれや」
か、神ちゃん!!流星になんて事言うねん!流星も流星やねん、神ちゃんに!!
ホンマに二人は血の気が多いねんな…俺も人の事は言えんけど。
当然ながら二人はアンカーで、走者待ってる間もバチバチやな。
桃「神ちゃ〜ん!がんばれーー」
赤「とも〜!1位とれよ〜」
俺らの声援にガッツポーズで答える…そんな所も可愛ええ。
パーンと言う音とともに走り出す第一走者、評判通り赤と青がめっちゃ早い…神ちゃんと流星の一騎打ちってなったら…やっぱ神ちゃんが早いんやろうなぁ。
赤「見いや!のんちゃん!!うちのチームバトン落としたで!」
桃「なんやて!」
なんか、めっちゃ熱うなってきた…大好きやねんからなイベント事が、体育会系ともなれは尚更や!
桃「神ちゃん…がんばってや!」
それでも第2走者と第3走者のバトンも上手く渡せず、差はどんどん開いてゆく。
緑「まかせろ!」
神ちゃんにバトンが渡った時には流星はすでに目の前のカーブに入っていた。
バトンを貰ったのは3位…それでも神ちゃんはグングンと距離を詰めてゆく…。
桃「はっや〜!!」
あっという間に流星の後ろに迫る。
桃「いっけーーー!神ちゃん」
ゴール直前で二人が並ぶ、応援席も大興奮学校中が固唾を飲んで見守っていたゴールライン。
桃「神ちゃん!!頑張れ!」
赤「流星〜!がんばれーーー!」
桃「…え」
結局…あとちょっとのところで流星が逃げ切ったんやけどな…最後のな…シゲの…。
緑「のんちゃ…負けてもーた…」
桃「神ちゃん!よー頑張った!」
べさょべしょに泣きながら走ってきた神ちゃんを受け止めるのに精一杯で…シゲの事は…すっかり頭から消え失せてしまったんやけどな。
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rik(プロフ) - ふうさん» ありがとうございます!!大好きと言っていただけて嬉しいです!順番に更新していきますね!! (2017年8月30日 10時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ふう - このお話大好きなので、更新がんばってください。 (2017年8月16日 21時) (レス) id: cbc26f730e (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ミリさん» ありがとうございます。なんか色々です!シゲちゃんも楽しみにしてて下さい。また暗くなったらすみません!どうぞ見捨てずにおつきあいくださいませ。 (2017年4月14日 17時) (レス) id: 70bb986956 (このIDを非表示/違反報告)
ミリ - 移行おめでとうございます これからも頑張ってください 続き気になります もしかしてシゲ… 応援してますっ (2017年4月13日 2時) (レス) id: 6fe3806900 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - 叶望0715さん» ありがとうございます。いつも読んでくださって有難いです!これからも見捨てずに付き合ってやって下さい。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: 70bb986956 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rik | 作成日時:2017年4月12日 20時