異変2 ページ3
桃「シゲ…話があるんやけど」
流星と神ちゃんに気づかれないようにお昼休みにシゲを誘った。
男子校らしく誰も来ないであろう昼休みの図書館。
俺にしては珍しく時間より前に到着、入口から1番遠いカウンターに腰をかけた。
赤「のんちゃん？居るん？」
桃「シゲこっちや」
赤「なんやの？話って」
人懐こい笑顔に笑うとできる笑窪、ホンマにこの間の事は俺の聞き間違いやったんじゃないかと疑いたくなる。
桃「なぁ、シゲこの間言ってたことなんやけど」
赤「へ？なんやったかな？」
桃「あんな、神ちゃんと付きおうてるのは…実は俺やねん」
言うなり目の前で吹き出すシゲ。
赤「あんなぁのんちゃん、冗談も程々にせいや」
そう言うと真剣な顔で肩を掴まれた。
赤「友達やからって流星庇うのは無しやで…ホンマに？ともの事好きなんやろ？隠してもわかっとんねん」
おどけた様な口調だったけれど、シゲの目は笑っていない。
赤「男やったら欲しいもんは奪えばええんちゃう？」
ギリギリと強くなる力…いつも見ている陽気で元気一杯のシゲからは想像もつかない。
きっと神ちゃんの前ではこんな顔を見せたことはないだろうと直感でわかった。
桃「けど、神ちゃんが幸せになるんならそれでもええと思わんか？」
赤「そうや！それを確かめるの忘れとったわ…サンキューなのんちゃん」
思いついたようにシゲが駆け出していった。
シゲの考えてる事がようわからん…。
けど、確実なのは…流星に対する敵対心剥き出しと言う事と、俺の事は鼻から眼中にないと言うことか…。
桃「神ちゃんの相手は俺じゃ駄目なんかな？」
緑「のんちゃ〜ん！居った居った！」
桃「神ちゃん！どうしたん？」
緑「あんなぁ…今日って暇？俺見たい映画が今日までやねん、せやからのんちゃん行かへんかな？って思って」
桃「ええよ！暇やし、ほな流星達も…」
振り向いて誘いに行こうというジェスチャーをすると、ブレザーの裾が何かに引っ張られた。
桃「ん？」
見ると神ちゃんが裾を掴んでいた。
緑「ちゃうねん…二人で…なっ？」
桃「あ…うん…そうやね」
神ちゃんの顔もほんのり赤くなっていたけど、きっと俺の顔もっと赤いんだろう…。
緑「えへへ…じゃ終わったら」
桃「せや！今日金曜やからその後家に来いへん？姉ちゃん居るで」
緑「え！行きたい！うん行く！」
神ちゃんの顔がパァって明るくなって俺まで嬉しくなった。
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rik(プロフ) - ふうさん» ありがとうございます！！大好きと言っていただけて嬉しいです！順番に更新していきますね！！ (2017年8月30日 10時) (
レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ふう - このお話大好きなので、更新がんばってください。 (2017年8月16日 21時) (レス) id: cbc26f730e (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ミリさん» ありがとうございます。なんか色々です！シゲちゃんも楽しみにしてて下さい。また暗くなったらすみません！どうぞ見捨てずにおつきあいくださいませ。 (2017年4月14日 17時) (レス) id: 70bb986956 (このIDを非表示/違反報告)
ミリ - 移行おめでとうございます これからも頑張ってください 続き気になります もしかしてシゲ… 応援してますっ (2017年4月13日 2時) (レス) id: 6fe3806900 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - 叶望0715さん» ありがとうございます。いつも読んでくださって有難いです！これからも見捨てずに付き合ってやって下さい。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: 70bb986956 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2017年4月12日 20時
