学園天国3

変更ってなんの？ ページ13

緑「おっはよー！」


今日から久々に体育の授業に参加する。

うわ〜めっちゃ楽しみやん、身体訛ってて体力も落ちてそうでいややわ〜。



桃「なぁなぁ知っとる？体育祭春にやるんやって」

青「へ？秋やないの？」

桃「去年バタバタ倒れたんやって…熱中症でな、結構春になってる学校多いらしいで」

緑「修学旅行そのへんやったな？どーするんやろ」

赤「淳太に聞いたらええんちゃう？イテッ！！なにすんねん！」

凄い勢いで振り向いたシゲの頭に頭上から一発辞書の角が降りてきた。

赤「イダーーー！！淳太！」

黄「とっくに予鈴なっとるぞ！自分らの教室戻れや！」

ドッと沸く教室…相変わらず目立つ三人やなぁ。

黄「あ、神山お前休んでたから知らなかったんやな、体育祭が春になったから、修学旅行…今年は無しやで」

桃赤「「ええええええ！！！」」

桃「なんやの？さては淳太！俺と神ちゃんの仲引き裂こうとしてんのか？」

黄「アホかお前！さてはお前こそLHR出とらんかったな？まぁええわ、神山に説明するな」

緑「おん、ありがとう淳太くん、俺ものんちゃんはアホやと思うわ」

淳太くんが俺の頭をポンポンしながら笑った。

黄「せやな、三バカは置いといて…」

青「俺もかい！！」

黄「保護者の要望で体育祭が春になったんや、これは、知っとるな」

うんうんと頷く。

黄「そんで修学旅行が被ってくるからどうしようか？ってなった時に、せやったら来年の2月あたりがええんちゃうか？って提案があってな、そこやったら1年がスキー教室いくから丁度ええって話になったんよ」

桃「じゃあ、無くなった訳やないんや」

黄「だから最後まで聞けって言うたやん」

どうやらのんちゃんたちの機嫌はなおったらしいな。



黄「神山は去年出とらんから今年は期待しとるで」

緑「あ…はい」

せやった…あの頃は病院通ってて、休んで行った日やな。

でも、球技と違って走るのは得意やから楽しみやわ。


赤「なんや…とも、嬉しそうやん…好きやもんな走るの」

緑「そうや、めっちゃ楽しみや、シゲも好きやろ？」

赤「おん…好きや…いでででで」



黄「さっさと、自分の教室帰れや」

シゲは淳太くんの辞書でまた叩かれて、半泣きで帰って行った。






黄「さて、今日は体育祭の実行委員や選手を決めたいと思うで、委員長前に出てきてや、議長頼むわ」





緑「え？俺実行委員？？？」

くじ引きで回ってきたはこの中から紙を引いたら、赤い〇…。



最悪や…。

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