人間椅子 後編 ページ38
緑「そうやあっくん、さっき教わったゲームしようやぁ〜！『熱中症』ってゆっくり言ってみてや」
橙「ねっ ちゅう しょう」
緑「ふふ…ええですよ〜ん〜っ」
フワリともんちの柔らかい唇が重なってきて、パクンて食べられるようにキスをされた。
橙「な、何？」
緑「あっくんが、ちゅうしようって言うたからしたんやで」
橙「あっ」
引っ掛かったと、楽しそうに体重をかけて寄りかかってくるもんちを力任せに抱きしめてくすぐる。
緑「ちょっ、辞めてや！こそばい…うひゃ…ひゃ」
橙「大人をからかったばつやねん」
緑「やっ！やぁっ！ごめっごめんなさい！もーしない！もーしない…ひゃ」
橙「分かればええねん」
仕上げにもんちにげんこ一つ。
緑「痛ぁ〜」
橙「俺にはウザイから離れろって言わんの？」
緑「あっくんは特別や」
頭を押さえながらも俺の膝から降りないなんて、ホンマに可愛ええやつ。
橙「なぁ、さっきのやけど」
緑「ん？」
橙「ほかの人にやったらあかんで！」
緑「熱中症ってやつ？」
橙「そうや！全然ゲームやないやん！」
『流星にやろうと思ってたのに』と、ぶーぶー言っとったもんちやったけど、オレからの言いつけは破ったことないなぁ。
緑「なぁ、それ、守ったら僕にメリットあんのかな？ご褒美とか」
もんちが目えキラキラさせて、期待に満ちた眼差しをむけてくる。
橙「ご褒美ねぇ」
こういう時、淳太くんみたいに気の利いた事がいえたらええんやけどなぁ。
せや！
橙「ちゃんと守れたらな…俺がもっと凄いことしたる」
緑「ちゅうより…？凄い…こと？」
ボボボって、もんちの顔が真っ赤になった。
橙「あほ、そんな顔したらアカン！」
緑「え？あ…え？」
ペタペタと自分の顔を触る。
緑「顔…変やった？」
不安そうに見上げてくるから、すこーしだけ顔を傾ければ閉じられる瞳。
橙「変やない…」
緑「……んっ…」
橙「いっちゃん可愛ええ顔や…」
男前全開にして言ったセリフに、もんちは目をまん丸にして見つめてくる。
橙「あ〜今のカッコつけすぎやんな！」
照れ隠しに頭をバリバリと掻きむしる。
ふるふるも首を振るもんち…ん？なに？
緑「あっくん！めっちゃカッコええ！！僕言いつけ守って楽しみに待っとるな！」
めちゃめちゃ嬉しそうなもんちに、今度はこっちが赤面する番やった。
fin
クマさま
ほのぼの…こんな感じですかね？
リクエストありがとうございました。
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キャラパリポーズナ - rikさん» あー！いいですね！舞台後の二人とか想像しただけで…関西jrとかとでもいいですし、jumpとかでも私的にはいいですね〜 (2017年6月29日 22時) (
レス) id: 88cef23244 (このIDを非表示/違反報告)
nozomi☆(プロフ) - rikさん» なるほど！分かりました！ありがとうございます！ (2017年6月29日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
あいきゃん(プロフ) - rikさん» 分かりました！ ありがとうございます！ (2017年6月29日 13時) (レス) id: b68869654f (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - あいきゃんさん» お問い合わせありがとうです。18歳以上であるということを設定から変更で設定してください。作者の作った一覧から飛べるように (2017年6月29日 10時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - nozomi☆さん» お問い合わせありがとうです。18歳以上の設定がしてあるようなら作者の作った作品一覧から飛べます。 (2017年6月29日 10時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2017年4月7日 0時
