続 虹色恋話

いつも一緒に 7 side桃 ページ17

楽しみやんなぁ〜流星の好きな人…おっと購買行かなパン、パンっと何買おう〜。

鼻歌交じりに購買へ向かう、ついついスキップしたりして。


うわぁ混んでる…けど俺、背ぇ高いし大丈夫。

ひょいと手を伸ばし焼きそばパンひとつ。

ん？隣のちっちゃい子、こっちメッチャ見てる…あ！見てんの俺じゃなくて焼きそばパンか！


桃「欲しいの？」

コクン…っ頷く、何？メッチャ可愛ええ。

もうひとつ取って渡すとニコォってお花が咲いたような笑顔。



緑「おおきに」



うわぁ…キタ！！！



桃「ひとつでええの？もっと取ったるよ…良かったらお昼一緒に食べへん？」

緑「ええの？」

桃「もちろんやで、中庭行こか！」


なんや今日はついとるな、こんな可愛ええ子と一緒出来るなんて。


桃「何その弁当、メッチャ美味そう！てか名前聞いてへん、俺小瀧望やねん、のんちゃんって呼ばれてる」

緑「神山智洋です、神ちゃんって呼ばれるのが多いかな？」



ちょこんと首をかしげて俺を見る…うわぁ。



緑「せや、よかったらこれ食べへん？僕今日パン食べたかってん」

桃「ええの？折角オカンが作った弁当なんやない？」

緑「これ自分で作ったやつやし」

桃「ホンマに？ウソやろ？すごいやん！」

誉めるとすこ〜し赤くなってウンって頷いた。

桃「うんまぁ〜最高！神ちゃん天才！」

ガシッと肩を抱き寄せる、ほんわぁ〜ええサイズ感。


緑「そないに褒められると嬉しいもんやね」

もう！この可愛ええ子俺のお気に入りに決定。


桃「明日も一緒に食べへん？」

緑「…………ん」


もぐもぐほっぺた膨らましながら頷く。

いちいち可愛ええなぁ。


緑「僕はいつもひとりやからええけど、のんちゃんはええの？」


桃「ええの！のんちゃんもええの！てか、神ちゃんはなんで一人やの？」


モジモジしながら俺を見上げる、なにそれ！上目遣いとか！！


緑「僕、めっちゃ人見知りやねん」

桃「いつも一人ならこれからは一緒に食べようや」

コクンって頷いた神ちゃん…。



何度も言うけど…ほんまに可愛ええ。


緑「のんちゃんはかっこええなぁ、僕のんちゃんみたいになりたいなぁ」

桃「ホンマに？なんか照れるわ」

緑「服とか何処で買っとるんかな？」

桃「あ！せやったら土曜日に一緒に行かへん？選んだるで！」

緑「ホンマに？めっちゃ嬉しいねんけど…ええの？」

桃「もちろんや、楽しみやな」


メッチャ楽しそうな展開になってきたんちゃう？
土曜日楽しみやぁ。

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