いつも一緒に 5 ページ15
青「おはようさん」
玄関を出ると流星がもう立っていた。
緑「ホンマに来てくれたんや」
青「昨日言うたやん、迎えにいくって」
流星はその綺麗な顔でキラキラがこぼれるような笑顔をくれる。
本当はあんまり信じてなかった…あの時あまりに僕が泣いていたから、あやしてくれただけなんだと思ってた。
緑「あ、ありがと」
けど、実際一緒に歩いてみるとなんと存在感の違うことか…歩いているだけで人目を惹き付けそこだけ異空間のような流星の周り。
自分はただのチビで、隣に居るのが恥ずかしくなるくらいだ。
青「なぁ神ちゃん、電車大丈夫か？ちゃんと俺の影に隠れときなや」
綺麗な口から繰り出す言葉は優しいワードばかり…。
緑「ホンマにええのかな…」
僕なんかが隣りに居っても…卑屈になりそうや。
青「ええに決まっとる！痴漢は犯罪なんやで！神ちゃんが巻き込まれたら大変や」
緑「お、おおきに」
正義感も、強いんやな…よく出来た人や。
青「今日も混んどるな、こっち掴まって」
緑「おん」
押されて真ん中に押し出された車内はチビの自分には掴める場所すらない、肩に回された流星の腕を掴むように即されて、おずおずと手を出した。
緑「あっ！」
ドンッと乗ってきた女子高生達に押されて、少しだけ流星から離された…その隙間に女の子達が立ちふさがるように数人入ってしまった。
青「神ちゃん！」
緑「大丈夫やで、流星」
次の駅についたらまた隣に行かせて貰おうと思っていたのに…。
『ちょ…また？』
撫でくりまわしてくる手は確実に自分を狙っている。
『ホンマに勘弁してやぁ』
もう嫌だ…とばかりに流星の方をみると、一瞬で察したのか凄い形相になってこちらに向かってきた。
青「何しとんねん！」
そのままの勢いで抱きしめられてドアの横のスペースに押しやられた。
青「大丈夫か？」
緑「大丈夫やけど、流星…みんな見とるで」
気づけば車内中の人間がこちらに注目しており、痴漢はいつの間にか居らんくなっていた。
青「神ちゃんが無事ならええねん」
流星がそう言うと車内から拍手が沸き起こった。
そして僕は…有名人の流星の隣の定位置を自分の物にした。
ピコン
流星の携帯にメッセージが入る音。
緑「携帯呼んどるで」
青「望や…あ」
流星が一瞬で真っ赤になったので、一緒に覗き込んでみると…。
『恋人宣言したんやって？おめでとう』と、書いてあった。
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キャラパリポーズナ - rikさん» あー！いいですね！舞台後の二人とか想像しただけで…関西jrとかとでもいいですし、jumpとかでも私的にはいいですね〜 (2017年6月29日 22時) (
レス) id: 88cef23244 (このIDを非表示/違反報告)
nozomi☆(プロフ) - rikさん» なるほど！分かりました！ありがとうございます！ (2017年6月29日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
あいきゃん(プロフ) - rikさん» 分かりました！ ありがとうございます！ (2017年6月29日 13時) (レス) id: b68869654f (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - あいきゃんさん» お問い合わせありがとうです。18歳以上であるということを設定から変更で設定してください。作者の作った一覧から飛べるように (2017年6月29日 10時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - nozomi☆さん» お問い合わせありがとうです。18歳以上の設定がしてあるようなら作者の作った作品一覧から飛べます。 (2017年6月29日 10時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2017年4月7日 0時
