Darling 2 ページ2
緑「んっ！！」
口を塞がれ身体ごと後方に持っていかれる。
ザザッと顔のすぐ横で音がして触れた枝の先が頬に擦り傷を作っていった。
緑「んっんっ！」
必死に身体を捻り抵抗してもビクともしない相手に、少しずつ少しずつ恐怖が頭の中を支配してゆく。
緑「……っ！」
首までまくり挙げられたＴシャツの裾から入り込んできた大きな掌が胸を這い回る…。
『なに…？？この人…やっ』
目の前の絶望的な現実にギュウと目を閉じる…。
『助けて…』
止むことない手がそのままスウェットパンツに掛けられると、一気に引き下ろさた。
緑「やっ！！誰か！」
口を押さえられていた手が緩んだ瞬間に助けを求めたけど、こんな場所にいる物好きなんてそうそうは居らず…俺の言葉は闇にかき消された。
バシッと言う音とともに、頬に走った痛みに言葉を失くす。
『ええ子やから、黙っとき…』
聞いた覚えのない低い声に絶望的にさせられた。
抵抗していた腕から力を抜くと、男の声が嬉しそうに変わる。
『やればできるやないか…』
自分はこのままどうなってしまうんだろう…。
「神ちゃん！！」
それはまさに救世主、鮮やかに現れた三人によって地面に打ちのめされる男。
赤「お前！誰に手ェだしてんねん」
引き剥がした男に蹴りを入れ、数発のパンチと共に地面に沈めた。
駆け寄ってきたシゲに抱き寄せられると、張り詰めていた物が切れてしまったように…不覚にも涙が零れた。
赤「神ちゃん！大丈夫か？」
緑「シ、シゲェ…えっ…うっ」
ギュウと抱きしめられたらもう限界…涙…止まらへん。
青「ごめんな…遅なって」
桃「どっか痛いとこあるか？」
口々に優しい言葉をかけてくれる三人に、ひとつも返事をかえせないまましばらくシゲにしがみついたまま泣き続けた。
その間も三人は頭や背中を撫でて、ずっと俺を慰めてくれていた。
緑「……ご、ごめん…クシュン」
鼻を啜りながらシゲの胸から離れると、夜風が冷た過ぎる。
シゲの居心地のいい暖かい胸とは大違いだった。
青「あかん、神ちゃんこれ着とき」
そう言って流星は暖かい上着を掛けてくれ、のんちゃんは自分のマフラーを巻いてくれた。
緑「…おおき…に…」
それだけ言うとまた涙が溢れてきて、何も言えなくなった。
桃「神ちゃん…怖かったなぁ、もう大丈夫やで」
のんちゃん…優しい言葉は今言ったらアカン…て思いながらも、優しい三人に感謝しかなかった。
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キャラパリポーズナ - rikさん» あー！いいですね！舞台後の二人とか想像しただけで…関西jrとかとでもいいですし、jumpとかでも私的にはいいですね〜 (2017年6月29日 22時) (
レス) id: 88cef23244 (このIDを非表示/違反報告)
nozomi☆(プロフ) - rikさん» なるほど！分かりました！ありがとうございます！ (2017年6月29日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
あいきゃん(プロフ) - rikさん» 分かりました！ ありがとうございます！ (2017年6月29日 13時) (レス) id: b68869654f (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - あいきゃんさん» お問い合わせありがとうです。18歳以上であるということを設定から変更で設定してください。作者の作った一覧から飛べるように (2017年6月29日 10時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - nozomi☆さん» お問い合わせありがとうです。18歳以上の設定がしてあるようなら作者の作った作品一覧から飛べます。 (2017年6月29日 10時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2017年4月7日 0時
